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おきらく主婦のたわごと

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2009年03月27日
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テーマ:癌(3518)
カテゴリ:カテゴリ未分類
癌告知されてから1ヶ月と2週間たった母。


余命まで本当に2週間?!


やっぱりアテにならんもんだなぁ・・・


先日も母の奇行を日記に書き、母の食事を部屋まで運んだ私。


やっぱりだるそう・・・


「病人じゃないから食べに行くよっ!!」


「いや、立派な病人だよ。ここまでもってくるよ。」


ものすごい不満げな母。


もともと父はベッドの側で食べていた。

母もベッドにテーブルを備え付けた。


あいかわらずの暴言は続いた。


二日前、一日母は寝ていた。

ものすごい唸っていた。


「どうしたん・・?」


「だるい・・・こんなだるさは初めてだ・・・もう、殺してくれ・・・」


隣りにおいてあるポータブルトイレにも行けなくなった。

「いやだろうけど、オムツの中でおしっこしてね・・・

 起き上がるのも無理だよね?!」


無意識のうちにおきあがってトイレに行こうとするが間に合わない。

その次の日、つまり昨日が診察日だった。


この分では母を連れてはいけないかも・・・


母のお腹は腹水でパンパンになっている。


はけるズボンないか・・・?!


かろうじてひとつだけ入った。


「明日は病院だけど、行けるかな?」


「行くよっ!」

さすが病院好き。


夜中に水をひとりで飲むこともできず、起こして飲ませる。


異常な喉の渇きをうったえる。


どっかの名水も飲み干してしまっていた。

こんなんじゃ無理かもね・・・



ところが朝になると、母は自分で準備を始めていた。

自分で着替えをしている。

ただ顔つきはものすごく恐い。

「スカーフがないっ!」


やばっ!

この前、母の着られそうになくなった服を少し処分した。

もしかしたら捨てちゃったか・・・・?!

私も探すのだがみつからない。


一度私が荷物を全部納めたのに、腹をたてる度に荷造りの準備をしていた。

母自身も何がどこにあるかなど憶えてはいない。

認知症だからね。


見つからなければ全部私が捨てたことになる。


今度は捨てちゃったかも・・・・まずい!


「私のスカーフ、かしてあげるよ。」


「やだよ!こんな派出なの!」


全然地味だと思うけど・・・・


とにかく文句を言う元気はあった。

動作はかなり鈍い。


抱きかかえるように車に乗せた。


母は無表情である。


そして病院に到着。


血液検査と尿検査の結果が分かるのに1時間待つ。


そしてまずいことに母の主治医が突然のお休みをとったため、

内科の医師が少ないため長く待たされた。


教授の肩書きのある医師だった。


「大変ですね~お腹、痛くない?

 胆嚢が炎症おこしてますよ!

 あとだるいでしょう・・・

 肺に水がたまってます。

 これは・・・入院ってことでいいかな?」


膵臓癌、肝臓癌が分かった時点で何も治療しないことを選択した私たち姉妹。

積極的治療なしだから、入院を拒否するかと医師は思ったらしい。

「家では肺の水はぬけませんからね・・・」


「婆ちゃん、どうする・・・?!

 入院・・・する?」


「もう、だるい・・・

 する・・・」


そうか・・・もともと病院が好きだしね。


そのまま点滴で肺の水をぬくことになった。


何も食べたくなさそうだった。


とにかく家でも咳はひどかった。


熱も頻繁にあった。


昼は元気なのだが魔物は夜にやってきた。


熱に悩まされていた母。


やはり病魔は母の身体をむしばんでいた。


午後から入院の準備に走り回る。


父がディサービスから帰ってくる。

それまでに何とかして、戻らなければ・・・


最悪は子ども達に見ていてもらうか・・・


と言っても何ができるわけではない。


ただ見守るだけ・・・


そこに姪っ子からメールが来た。

「今から遊びにいっていい?」


すぐに電話する。


「いいよいいよ~、お願い!

 婆ちゃんが入院したから、爺ちゃんをみててもらえる?」

「え?だったらもっと早く連絡すればよかったね。わかったよ!」


そして私は安心して入院の準備の買い物をし終えた。

夕方になり姉がやってきた。


姉は少しションボリしていた。

「もう仕方ないね・・・

 私も肺に水がたまった時、つらかったよ・・・」


「お前達・・・もう暗くなるから帰れ。」


母は点滴を打って少しらくになっていたようだった。


帰り道、私はまた考え込んでいた。


母には何もしてあげられなかった。


ただケンカをしてただけ・・・


なんでやさしくしてあげられなかったんだろ・・・


このまま母はいつ何時逝ってしまっても不思議ではない。


父に母の入院を伝えるのがつらい。


昨日まで、私は本当に母に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


そう、昨日まで・・・・










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最終更新日  2009年03月27日 15時29分49秒
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