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おきらく主婦のたわごと

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2009年03月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
母が入院して3日目。

昨日はまた子ども達に在宅療養している父をみてもらって、病院に向かった。

病院までは車で10分。


母はどんな様子だろうか・・・

点滴を受けていた。

家にいた頃よりは顔色も良かった。

病院にいれば安心なのだと思う。


「どう・・?」


「ここはいい・・・・

 しずかで・・・

 狭いところに、子ども達もうるさくて・・・・

 静かにひとりでいたかった・・・

 朝から晩まで・・・

 本当にうるさくて、もう帰りたくない。」


そこまで言う?!

確かに家は狭いよ・・・

子ども達だって、けんかもしたけど・・・


本当に、そんな嫌なことだけだったの・・・・?!

私たちが良かろうと思って母を病院から呼び寄せたことは

母を苦しめるだけのことだったのか・・・・



悲しいを通り越して、少し母が憎いと思えた。

私はいいよ。

娘だから・・・

だけど夫は婿養子だ。

最初の母の入院をきっかけに実家で療養していた父を呼び寄せた。


それだけでも夫には申し訳ないと思った。


母だって、もう病院はこりごりだと言っていた。

結局母は常に現状に満足できない人なのだ。


人間、どっかの時点で気がつくと思うのだが・・・


もともと人も気持ちを思いやることができなかった母。


末期の癌では人を思いやる気持ちなどもてるはずもないか・・・


でも、これで実家で父と過ごした日々はどんなに幸せだったかわかったのではないか?


いや、もうそんな余裕もないか・・・


私がいる間、ずっとこの1ヶ月ちょっとの生活のつらかったことを話した。


「お願いだから・・・

 だんなには言わないでちょうだい・・・

 婆ちゃんに良かれと思ってやったことだから・・・」


「だから・・・

 何も言ってないじゃないか・・・」

言ってはいない。


孫の前では優しい婆ちゃんでいたかった。

義理の息子の前では遠慮深い母の姿でいたかった。


結局、娘の私につらくあたるしかなかったのだな。

そう思えば、母の暴言も理解できなくはない。


認知症もかなりひどかったし。

春休みにはいって子ども達が1日家にいたことは母には苦痛だったのだろう。


もう、これでいい。

本人が病院を心地よいと言うなら・・・


もしかしたら一時退院もあるかもしれないと主治医は言った。


母にはいつも理想の生活があった。


他人をみてはその生活を羨ましく思い自分もああなりたいと願う。


今の自分はいつも不幸なのだ。


これが私の母なのだ。


人生をつらく生きたいと思う人は我が母に学べばいい。


私の思いは母には届くこともなかったようだ。


私は病室を後にした。


私がいると、辛かった1ヶ月あまりの生活が思い出されるようで、

母にとって辛いのではないかと思った。


在宅療養中の父と病院にいる母。


父も放っておくことは出来ない。

でも完全に母は父の病状を追い越してゴールに向かおうとしている。


こんな人だから・・・


父は先だっては逝けなかったのだね。


よーく分かった。


母は私を恨みながら逝くのだろう。


どうすることが良かったのだろう。


化学療法をして、うまくいけば数ヶ月長らえた命かもしれない。


でも、もしかしたら・・・

今ほどいられなかったかもしれない。

その方が母には良かったのかもしれない。


考えても仕方のないことだ。


夫には母の不満など口がさけても言いたくない。


私は夫に感謝している。

本人に面と向かって言わなかったことだけは褒めてあげたい。

母なりに我慢したのだ。

母も核家族が長かったからなぁ・・・


同居はもともと無理だったと思う。


病気になったから、一緒に暮らしても良いと思った。

母にとっては自分だけが我慢している生活に思えたのだろう。



子ども達だって、どこにも連れていってやれなかったんだけどね。

世の中の同居されている人々を尊敬してしまう。



私も我が儘なんだよね。


病人に腹をたてるなんて、心が狭いよね。


あの日、母を看取ると決心したのに・・・


結局、何もしてあげられなかった。


むしろ苦しめた。


恨まれてもしかたないな・・・







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最終更新日  2009年03月28日 15時43分21秒
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