|
テーマ:今、健康ですか?(254)
カテゴリ:夫の話
夫は未だに椎間板ヘルニアの痛みと闘っている。
家の中でも杖をついている。 「ステキなステッキ(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!」 なんて笑っている場合ではなくなった。 朝方痛みで起きてくるうちはまだ良い。 ひどいときは痛み止めの効きが切れ、夜中に2階から下りてくる。 いででで~っ 苦しそうですな・・・ 癌の痛みで苦しんでいた母の後なだけに私の感覚、少し鈍っている?! まして夫の場合はどこが悪いのかわかっているからね。。。 「ほらほら。。。ここで宣言しちゃったら~? 10キロ痩せますから、神様、この痛みをとってください~っ!」 って。 「そんなこと言って痛みとれなかったら嫌だ!」 ふん。 やせられないだろーが・・・その前に。 痛みでは死にません。 もっと早くから生活を改めよ!って言ってたじゃないか! きっとその痛みは夫を改心させるための大事なことなんだよ。。。 そう思っている。 しかし今回の痛みはずっとひきずっている。 いつもなら数日なのだが。 左足の感覚がないらしい。 しびれもある。 よかったね~右足だったら運転できないところだったよ! そういう問題ではない?! 肺ガンで寝たきりの父。朝起きてひとこと。 「ここは誰の家?」 「Kちゃん(夫)の家だよ。」 「Kちゃん?!そうか・・・・Kちゃんはいい人だ~。」 「そうだねぇ・・・いい人だよね。 Kちゃん、脚が痛くて今ね、泣いてるよ。 杖ついて仕事に行ってるよ。」 「かわいそうに・・・ おらの脚とかえてあげてもいいよ」 かわいく父が言った。 「ありがとね~。」 でも、自分、寝たきりだって忘れてるでしょ?!(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!」 入院している母は今モルヒネガンガン打っているせいか幻覚がすごい。 「みんな死んで私だけが生き残った~。」 私の顔をみるなり泣き出す。 「大丈夫!誰も死んでないよ!」 「え?!そうなん?爺はいつ死んだんだ?」 「だから死んでないって!家で寝てるよ!」 「でもKちゃん、全然来ないし・・・死んだんだろ?」 勝手に人のだんな、殺さないでよ!! 「生きてるよ! 脚が痛くて杖ついて仕事に行ってるよ!」 「かわいそうに・・・ 私とかわってあげたいよ・・・」 やめて~っ!! 夫、先がなくなるじゃないか!! なんで二人揃って同じ事をいうんだろ・・・ ここは笑うところではないが・・・ 笑えてしまう。 夫は想われているなぁ・・・ 私なんて母には良く想われてないのにね。 「なんで入院してるかわかる?」 そう母に聞いてみた。 「おまえが入院させたんじゃないかっ!」 ちがうじゃん・・・ 家にいても痛いのに耐えられなくて自分で静かな病院に入院するのを選んだんでしょ?! まあ、認知症で幻覚みえてる母に何を言っても仕方ないか・・・ 本当に二人ともがんばっている。 私のことは時々忘れているけど、一時でもひきとってくれた夫のことは忘れていない。 そのことは私も嬉しい。 私のことは正直、忘れてくれてもいい。 夫のことを憶えてくれている方が嬉しい。 特に優しい言葉をかける夫でもないが・・・ 人はやっぱり行いだと思うのだ。 だから忘れてないんだよね。 夫が幸せと言うより夫に幸せにしてもらったんだな。 だからどんなに忘れっぽくなってもそのことだけは忘れていない。 なのに夫には痛みがある。 それとこれは別なんだな。。。 ほんと、自己管理してほしいものだ。 痛みとつきあうってのも覚悟がいるだろうに・・・ 3人ともどうなっちゃうのかねぇ。 人ごとのように言う私。 やっぱ、冷たいよねぇ・・・?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|