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おきらく主婦のたわごと

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2009年04月26日
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カテゴリ:健康
肺ガンの父と膵臓癌の母。

母は余命宣告からいくと2週間生き延びている。

父もこのところ咳が続く。30分から40分とまらない。


そのあと呻く。

「こんなつらいことはない・・・」

普段つらくても、決して弱音を吐かない父が言うのだから相当つらいと思う。

母のおしっこの赤さに驚いた。

管をいれているのだ。

人って、こんな状態になっても死ねないんだ・・・

モルヒネも段々強くなっているのだと思う。

幻覚がすごい。

姉にはいつも足袋をはかせてくれと頼むらしい。

どこにいくのかと聞けば

「爺の葬式じゃないか・・・支えてくれないと行けない。」

そう答えるらしい。


私には


「Kちゃん(夫)元気か?」

「元気だよ・・・Kちゃん、憶えてるの?」

「あたりまえじゃないかっ!Kちゃん、大事な人だ!」

あいかわらず夫はそんな存在らしい。

そのあと、私に、薬局に行ってかゆみ止めを買ってこい!とか、

新しいちゃんとした寝間着を買ってこいと怒る。

母はかゆさで服をぬぐので現在つなぎを着ている。

けっこうお高いのよ・・・

主治医の予想を大きく裏切っているようだ。

母の生命力、おそるべし!!


昨日は姉が家に来てくれていた。

寝ている父のベッドにふたりで顔を揃えて父をみる。

父、なんか、驚いてますけど・・・?!


「あはは~、そんなに驚かなくていいよ!爺ちゃん。」

姉が笑って言う。

そう・・・忘れてるんだよね・・・


ちょっと身体の位置が下の方にあったので頭の方から私がひっぱりあげた。

姉も手伝ってくれた。


「おらを・・・


どっかにすてに行くのか・・・?」


((( ̄□ ̄;ガーン)

「何言ってるのよ!捨てになんかいかないよ!!」と私。

「そうよ!捨てるなら、とっくに捨ててるわよ!」と姉。


完全に私たちは父にとって他人のようだ。

まだ不思議そうにみていた父。


「器量の良い人だねぇ・・・」

「え?!どっちが?」

私と姉がお互い興味を示す。

父、空気をよんでだまった・・・?!(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!


「ここは爺ちゃんの家だからいてもいいんだよ。」

なんだか納得のいかない父。


「爺ちゃん、ふたり娘がいたのをおぼえてる?」

「おぼえてない・・・」


(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!そっか~


「おら、生んだ憶えがない・・・」


(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!


「爺ちゃんの嫁さんが生んだんだよ~

 嫁さん、憶えてない?」


「ひとりおった・・・」


そうそう・・・


今もおるんやけどね・・・


婆ちゃんの中では、爺ちゃん殺されてるけど・・・

爺ちゃんも似たようなものかな。


「ここはKちゃんの家だからね!」


顔色が変わった父。


「ほう・・・


 ここがKちゃんの家か・・・

 Kちゃんは大事な人だ。

 Kちゃんは○○(職場)にいたときに、縁があって家にきてくれたんやった・・・」


当時のことをしっかりと憶えていた。


でも私が娘だというのは分からない。

「あんたたち、おらはもうKちゃんの力にはなれん・・・

 あんたたち、Kちゃんを助けてやってな・・・」


父と養子縁組をしてくれたのがよほど嬉しかったのだろうなぁ・・・


過疎地に住んでいたため同居はしなくて良い!

こどもの世話になんてならない!

よくそう言っていたっけか・・・


まさか自分達がこうなるとは思っていなかったであろう。


夫だってそうは言われていても、しっかり養子縁組をしたのは

義母がそうするように言った。

本当にお前にその覚悟があるのかという確認の意味もあったと思うのだ。

それでも夫はそうしてくれた。


何のお得な話しではなかった。


それだけに父母は嬉しかったんだろう。

娘を忘れていても夫のことだけは忘れていない。。。


夫が父に

「ただいま~。」

と言うと


「おかえりなさい。。。」

ニッコリ笑っている。


夫も悪い気はしないであろう。

昨日は母の病室にも顔をだしてくれた。

「すぐに分かった?」

「うん、あいかわらず何だか話していたけど80パーセントは分からなかったなぁ

 (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!」


そうなんよね。。。

夫は母のあの会話、理解できていない。

私はなんとか分かる。

どこの方言?ってかんじだもんな。

子どもの頃から聞いているから分かる。

とにかく夫のことが分かってくれたようでホッとした。


しかし母、割と元気なようだ。

ほんと、つらいだろうに・・・

母にとっては死は恐怖でしかない。


今の状態の方が死よりもつらいのではないか・・・と思ってしまう。


私が何を思ってもこればかりは(寿命)二人にまかせるしかないのだが・・・


これほど苦しまないと人は逝けないものなのかねぇ・・・

姉としみじみ語り合う。


あーポックリ逝きたい


誰もがそう願う。


宝くじに当たる確率よりも難しいらしい。


死に方はその人の生き方。


私はそう思っている。


普通に日々を送っている私。


これでいいのか・・・


これでいいんだよね・・・


このくり返し。


自分ができることを今する。


それしかない。


外はものすごい雨。

コインランドリーいかなくっちゃ!!










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最終更新日  2009年04月26日 10時55分07秒
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