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カテゴリ:気づき
父が亡くなって1ヶ月半になろうとしている。
母がその2週間遅れなのでやがて1ヶ月。 思えば父を家で看ていたのは3カ月足らずであった。 この調子でいくとあっという間に3カ月がすぎていきそうだ。 「大変だったでしょ?寂しくなったでしょ?」 どこに行ってもそんな風に気を遣われる。 正直なところ・・・ なんだか平穏な感じである。 とても不思議な感じである。 生まれてきてこんなに気持ちが穏やかでいられるのは何故?! もし両親が一気にいなくなったら気が狂っちゃうわ! そう思うのが普通なのだと思う。 幼い頃からずっと気になっていた。 うちの親は大丈夫なのだろうか・・・・ 今思えば自分の子どもを思うような気持ちだったように思う。 どこか頼りなげで、危なげで・・・ 楽しんでいてもいつも頭のどっかにひっかかっていた。 今日、父が世話になっていたディサービスの支払いに行ってきた。 そこにお世話になってケアマネージャーさんがいる。 私が行くと事務の人が呼んでくださって話しをすることができた。 一年間、お世話になったこと、母の最後などを改めて話した。 「本当に仲がよかったんですねぇ・・・」 それは私も思う。 母が父の悪口を周りに言っていたのは愛情の裏返しだったのだ。 本人も気がついていなかったんだろう。 そして最後に私に向けられた攻撃。 あれは父の介護をしている私への嫉妬だったのだと気がついた。 自分が介護を任されていたときには押しつけられていると思っていたようだが・・・ 母の遺影を見る度に思う。 こんな穏やかな顔をみたことがない。 少なくとも私や姉にむけられた顔ではなかった。 母はいつも怒っているかオロオロしているか・・・・ そんな母の元で育った。 影響は大きく受けている。 母は父をとても愛していた。 写真をみれば納得だ。 ずっと結婚した時の写真を暇があればみて、人にもみせていたんだから。 顔も知らずに結婚したのだが、もしかしたら一目惚れだったのだろうか・・・ もう実家からのSOSの電話などない。 40数年生きてきて・・・ なぜだか今、心が埋まっている感じがする。 肉体を持っているときの方が距離を感じるのだろうか・・・ これからは身近な存在。 この心の安心はそうなんだと思う。 私はいったい何におびえていたのかと思う。 父の時だって母の時だっていなくなるときは嬉しいなどとは思わなかった。 私のおびえは私が作り上げていたものだった。 まさにないものに脅えていた日々。 何十年も・・・ 最近・・・ お客さんが多いんですけど。 やっぱり父が呼んできてるような気がする。 人とのつながりがだいじなんだぞ・・・ そう言っているのか?! 仙人のような暮らしをしていた父がそういうのは矛盾のような気もするが・・・ こんな時だからお客が多いのは仕方がないのかもしれない。 にしても飛び込みセールスなんかも多い!Σ( ̄□ ̄汗…) それはおことわり! とか何とかいっちゃって、我が家の屋根には何やらパネルが載ってしまった。 少しだがうちも発電所の仲間入り?! 儲けにはならないだろうがエコってことで。 いつもならぜったい開けないドアだったんだけど。 見えない力でドアが開いたような・・・ ローンを組んでまでいかがなものかと思ったけど。 父よ・・・ あんまり人を呼んでこないで~ と言いつつ私も楽しんでいる。 やっぱ、人のつながり。 大事なんだろう。 私が楽しむためには必要なのかもしれない。 そろそろ仕事しないとなぁ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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