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おきらく主婦のたわごと

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2010年07月08日
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テーマ:たわごと(26785)
カテゴリ:今は亡き母の話
昨日、久々にIちゃんにメールした。

Iちゃんは小学校の役員をしたときから仲良くしてもらっている。

上のお兄ちゃんはうちの長男のひとつ上で同じ科学部の先輩でもある。

なかなか優秀なおぼっちゃんのようだが、Iちゃんにしてみれば人間性に

少々不満があるらしい。

Iちゃんという人は何事にも一生懸命になる人だ。

特に子どものことになると力が入る。


「お兄ちゃんが嘘をついていたので今日も雷をおとしました。」

メールの内容だ。

思えば私も小さい頃、嘘はよくついたもんだ。

とにかく叱られたくないばかりに小さな嘘をつみあげていた。

「お前は嘘ばかりつく!嘘はついちゃいけないよ!」

母に何度も叱られた。

自分を守るための嘘だった。


母という人はバカ正直で嘘が大嫌いな人だった。

だから自分の気持ちを隠すことも出来ない。

人が言いにくいことなどもお構いなしに言うような人だった。

相手の気持ちになって会話をすることなどなかっただろう。

私の前で何度も爆弾発言をしていたので、母が誰かと話しているときも

地雷を踏まないかとドキドキしていた。

これはやばい?!と思うようなときには母をつついていた。

授業参観などで友達のお母さんと会話しているのが見えるとぞっとしたものだった。

とにかく母はトラブルメーカーで近所でも何度かやらかしている。

私が中学の頃・・・

近所のおばちゃんが家にやってきていた。

今でもめにやきついている。

母が台所に行ったと思ったらキャベツをもってきて、そのおばちゃんに投げてぶつけようとした。

なにすんや!!このおかん!!

私は呆然と立ちつくした。

母は大声で怒鳴っていた。

あとで聞けば、

「あいつは父ちゃんとできているんだ!」

はぁ~?!

そのおばちゃんは確かに後家さんではあった。

親切な父が頼まれて家を修理したり、車に乗せてあげたりはしていたが・・・

母も仲良くしていて、田んぼの時にはお互いに手伝っていた。

何が気に入らないって、自分が会社に行っている間にうちにあがりこんでいるのが

気に入らなかったらしい。

でもそこには必ず私がいた。

「いや!でも証拠をみつけたんだ!」

詳しく言わなかった母だったが鬼のような顔をしていたのを憶えている。

あのおばちゃんは私からすればお婆ちゃんにしか見えなかったが・・・?!

父は外面も良いので誤解される部分はあるとは思う。

母にそんなことを言われても私には信じられなかった。

父に確かめることも出来なかった。

それ以来、そのおばちゃんは家に出入り禁止となり気まずい近所生活を続けることになる。

母は嘘をつくことはなかった。

でも・・・

思いこみの強さは人一倍だった。

父が大好きなあまり、母はいつも敵を作り父を孤独にさせていった。

可哀想に、父は農業をするしか仕事はなくなっていった。

そんな母を見すてることなく、毎日のバトルの中で私は育った。

外に出れば、父の悪口を言いふらし、自分がどんなひどい目にあっているかを言っていた。

私が父と気まずくなって家で会話もなくなった頃に、母は父にひどいことをされていると私に言った。

私の父に対する評価も低くなった。


でも2人の最後を看取る1年前くらいから徐々にわかってきた。

父は本当に正直なやさしい人だった。

母が私に吹き込んでいた父の情報は嘘だった。

いや、母にはそう見えていたのだと思う。

私が母を引き取った頃によくわかった。

様子を見に来た姉に私のことを鬼のように話していたのだから。

対象が父から私に変わった

私の前では「ありがとう。」とおとなしくしていたが、姉が来て私がでかけると

ものすごい形相で近寄ってきては自分が可哀想な立場であると訴えていたらしい。

母はきっと病気だったのだと気がついた。

老人になって出てきた病気ではなくて、昔からそうだたのだとわかった。

父を心の底から尊敬した。

母と50年も寄り添って、よく切り捨てることもなくいてくれた。

父が仏様にみえた。


父は受け入れていたのだ。

母にはいつも振りまわされていた40年だと思っていた。

私は途中でサジをなげた。

あきらめた。

受け入れたのとは違った。

そして母を憎んだ。

もう今は憎しみはない。

謎がひとつずつ解けていって、な~んだって感じだ。

この世の中、何が嘘で本当だか自分でも分からなくなることがある。


嘘 から思いだしてしまった。

今日も写真の母は悪びれずに笑っている。


今日は昼から皮膚科でシミ取りをする日だった。

やばっ!おくれる!






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最終更新日  2010年07月08日 11時03分14秒
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