エーゲ海と欧州の旅(4日目)
4日目 1992年1月12日(日曜日)晴れ 午前中、アリタリア航空で、マドリッドを後にして、ローマへ向かいました。着後市内のレストランにて、パスタランチを食べた後、観光しました。 最初に向かったのは、バチカン市国のサンピエトロ大聖堂です。聖堂に入って右側には、、弱冠23歳のミケランジェロが制作した、ピエタ像があります。死せる息子キリストを抱える、聖母マリアの悲しみに満ちた表情や筋肉や衣服の細密な描写など、彫刻された”ピエタ”は、必見です。 <ピエタ (Pieta) 1499年> カトリック教会の総本山。サン・ピエトロ大聖堂は、もともと使徒ペトロの墓所があったところに建立されたとされ、キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさです。床面積2万3,000m²。北に隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、バチカン美術館などがあり、国全体が『バチカン市国』としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。 <サンピエトロ大聖堂広場>中央には、オベリスクがあり、クリスマスツリーが残っていました。 その後、コロッセオとフォロロマーノに行きました。 <コロッセオ> コロッセオは、ローマ帝政期に造られた円形闘技場です。ネロ帝の黄金宮殿(ドムス・アウレア)の庭園にあった、人工池の跡地に建設されたものです。長径188m短径156mの楕円形で、高さは48m、45,000人を収容できたそうです。かつて多くの殺人(公開処刑を含む)が行われた場所であることから、現在では死刑廃止のイベントのために使用されています。 <フォロロマーノ> フォロ・ロマーノは、道を挟んで、コロッセオの前に位置します。コロッセオより、フォロロマーノをバックに撮ってみました。東西約300m、南北約100mに渡って存在する古代ローマの中心部「フォルム・ロマヌム」の遺跡です。 古代ローマでは、たいていの都市に政治・宗教の中心としてフォルム(英:フォーラムの語源)と呼ばれる広場が置かれていたが、このフォロ・ロマーノは首都に開設された最初のフォルムであり、最も重要な存在でした。ローマでは、後に諸皇帝によっていくつかのフォルムが建設されたが、3基のバシリカと元老院議事堂を備えたフォロ・ロマーノは、そのなかでも中心的存在として機能し続けました。かなり広く、まともに見れば、半日かかるそうです。 その後、トレビの泉と真実の口を観光しました。トレビの泉は、バロック時代の泉で、ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインです。 <トレビの泉> 後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なります。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われています。このコインは、半分がカトリック系チャリティ団体に寄付されています。残りの半分は???泉の清掃代でしょうか?ちなみに私は、いつも1枚です。 <サンタ・マリア・イン・コスメディン教会> サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(Santa Maria in Cosmedin)の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られています。元々は下水溝のマンホールの蓋であったらしいとの事。海神トリトーネの顔が刻まれています。 <真実の口> 手を口に入れると、偽りの心がある者はその手首を切り落とされる、あるいは手が抜けなくなるという伝説がありますが、裏に神父さんがいたとか・・・。 <サンタ・マリア・イン・コスメディン教会前広場> 夕食は、オプションだったので、参加しませんでした。個人的に観光がてら、スペイン広場に行き、近くのレストランで食べました。午後6時頃だったのですが、欧州の冬は暗いです。 <バルカッチャの噴水> スペイン広場とは、スペイン大使館にちなんで命名されました。広場の中央には、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作「バルカッチャの噴水」があります。とても綺麗で、落ち着く雰囲気が好きです。そこで休んでいたら、薔薇売りの少年が来ました。ローマ人は、一輪買って、女の人に渡すみたいですよ・・・。 <スペイン広場> 暗すぎてよく解りませんね。東には、有名な大階段があり、西側はコンドッティ通りとなっています。この通りは、ブランド好きには堪らないストリートですね。 <地下鉄スパーニャ駅> お土産を買って、地下鉄に乗って、ホテルへ戻りました。ちなみに地下鉄は、当時1回券1200リラ(75分有効)で、日本円で約85円でした。↑ランキングにご協力お願いしますポチッと押してやって下さいマセ。