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テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:手のひらの宇宙
月曜の朝 いつも通る公園の桜並木は 煙るようにうっすらと紅色。 花ひらくと消えるこの色はどっから来るんだろなぁ・・・ とか 小雨の傘越しに ぼんやりと眺めつ通り過ぎた日の真昼とか 手に取ってみたり。 どうやら 芽吹くまで 蕾ふくらむまで その枝には 何もないのじゃなく なんでもない様子で コアラの顔だったりうさぎの顔だったり 帽子かぶったこどもだったりする 冬芽のいて ひかりやかぜをうたってるらしい。 と、頁めくりながら (あたたかい雨も降るころになって!) ようやく思い出すから まだ彼らに ちゃんと会ったことがないんだな(^^ヾ (冨成忠夫、茂木透 写真/長新太 文/福音館書店1990年1月) *表紙画像は出版社の許諾を得てお借りしました* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.06 21:07:34
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