日韓夫婦のヨロカジ日記

うちの玄関は大した家じゃないくせに、人影を察知するとセンサーで玄関の明かりがつくようになっている。

夫とDVDを見ているときに、急に玄関の明かりがついた。
夕方だったので、さほど気味悪くもなかったけど、確実に誰かが来た合図だ。

「ねぇ、電気ついたんだけど・・誰か来たん？？」

と、夫に聞くと

「え～？・・あっ・・！！・・ハルモニ」

えっ？？
ハルモニですかぃ？？

玄関の鍵を閉め忘れてたので、普通に入ってきた模様。

私は可笑しくなってきた。
シオモニ、ヒョンニムなら来るのは分る。
だけどハルモニ・・完全にイレギュラーな人材。

実はハルモニ、うちの親戚の中でも、非常に非常にこの上なく変わり者。
いや、かなり厄介な人物。
誰一人として、良く言う人間は居ない。夫を除いて。

シオモニもかなり苦労させられたと言う話を夫からも聞くし、聞きたくないけど、ヒョンニムが愚痴ってくるので、『大変だな』くらいにしか思ってなかった。

だけど、大好きな孫（夫）の嫁だからか、非常に私には優しい。
まぁ、こんな事実も親戚中で話題の的なんだけど（笑）

いつもシデクでは、無口。家族の誰とも口を利かないハルモニ。
一歩家を出ると、ひょうきんなおばあさんに変身するハルモニ。

そして、我が家では・・・しゃべり倒してましたね、はい・・。

その時夫と見てたDVDが、兵役中のストーリーで、暴言は出るわ、えげつないシーンは出るわ、卑猥な言葉も出てくるわで、非常に一緒に見るには相応しくないものだった。

「アイグー」
「％＆＊＋＠＃＄！＊＆」

など、本当によくしゃべる。
誰に向かってしゃべるわけではないんだけど（笑）

1時間30分ほどして、イキナリ立ち上がり、

「帰る。一緒に家に（シデク）行こう」

と言い出したが、今日も夫の友人が来るのでお断りした。
なんだか、一瞬の出来事のように思えて、夫と唖然としてしまった。

ハルモニは、高齢だから、よく食べこぼすし、耳が遠いからテレビのボリュームもかなりの音（普通の韓国人のボリュームだって異常にデカイのに）。
そんな事や、ハルモニの性格からヒョンニムと折り合いが悪い。

だから韓国語のしゃべれない、割と汚れな私を気に入ってくれてるのかな？？と思う。

帰り際に

「また来てください～」

と、愛想よく言ってみたものの、ここは韓国。
絶対また来るだろう。
この口が！！余計なことを言ってしまった。

いや、いいんだけどね、また来てもさ。
ただ、こっちの人、毎日来る可能性もあるからさ・・年配の方は特に。

明日が楽しみ・・（笑）