日韓夫婦のヨロカジ日記

今日も、夫とケンカした。
ほぼ一日中、顔を合わせていれば、そりゃケンカにもなる。

ケンカの理由は、まぁ、割愛するけど、私の攻撃口激に、キレた夫が、クッションを扇風機に向かって投げ、寝室に閉じこもってしまった。

もうさぁ～、怒るのは自由だけど、扇風機壊れたら、どうするんだろうね？！
私は、このぐらいの暑さは平気だけど、夫はかなりの暑がり
今、扇風機が壊れて使えなくなったら、誰が困るのか考えて行動すればいいのに・・・。

夫が寝室から出てきたけど、私が屁とも思わないような態度をしていたら、腹がたったのか、一人でラーメンを調理し始めた。
私の作ったキムチチゲがあると言うのに！！

なんかすっごい頭に来て、家を出て行くことにした。俗に言う、家出。

勢いとは言え、ノーメイクで外に出るわけにもいかず、かなり面相臭かったが、化粧を始めた。
しかし、背中で夫の動向は感じつつ・・・。

どうせ出かけても、ストレス発散！ってな感じで、買い物し放題なわけもないので、カフェで居座るのが関の山だろうと悟り、カバンに学校の宿題を入れ、長居の為の、長袖も入れた。

準備万端で、出かけた私。
携帯電話は、連絡をわざと着かなくする為、家に置きっぱなし。←このへんがクレバー

とりあえず、バスに乗って、大学路に向かった。
あそこなら、時間を潰せるカフェも沢山あるし、街ブラだって出来る。

予想通り、土曜日の今日は、人が多く、夏の暑さも手伝って、活気がある。
誰も、私がケンカして家出をした（大袈裟・・）不幸な人妻とは思うまい。

街ブラをして、２時間ほど経ったころ、そろそろお茶をシバきたくなった。
なにしろ、私も意地を張って、自分の作ったキムチチゲには手付かずのまま出て来たので、おなかもすいた。
値段の安いファーストフードにでも、入り、宿題でもする予定だった。

通りを何回もウロウロし、入ろうか止めようか、悩みに悩んでいた。
携帯を持ってきていないので、夫の動向が不明なのだ。
もちろん気になる。私の無き家に一人で居ることが、どんだけ辛いか、思い知るがいい。

そう思って、わざわざ駅まで降り、公衆電話で電話をかけた。
要約すると、さっきから雷がすごい　と。今どこなのか知らないけど、早く帰ってきてほしい　との事。

電話口で私は、

「いつ帰るか、分らないよ。まだ一人で居たいし。ほっといてね！！」

とは言ったものの、電話後に、即効バスに乗った私。
家にあるスイカも食べたかったし

家に帰って、夫から先に謝ってきた。
良い心がけである。
しかし、夫は私にも、侘びを入れる事を要求してきた。
私の言葉は、殴る衝撃よりも強く、言葉の暴力らしい・・・。

「ドメスティック　バイオレンス、シロー（いや）」

と言ってくる。なんだか悪質社長の気分なんだけど
仕方なく、渋々侘びを入れた。

心の中で、『韓国では、私の帰る場所がない為、家に戻らざる負えないことを、ありがたく思え』と、呟きつつ、私の３時間ほどのプチ家出は幕を閉じた。

暑いさなか、ヘビー級に重いカバンを抱え、ただ街ブラしただけの、疲労のみ蓄積された、今日の一日・・・。

あぁ・・夏が過ぎてゆく。