日韓夫婦のヨロカジ日記

以前の日記で、夫がテモリ（ハゲ）である事をこのブログ上で公表した。（その時の日記）

ブログ上では、コメントを頂き、そのコメントに私がお返事を書いて、テモリの話題は終了となった。

が、実際テモリ問題に直面している夫には、終わるはずのない大問題で、日々テモリのことを考えているらしい。

パソコンの用途は、主に就職活動と、サッカーのサイト、そしてテモリである。
最近はテモリサイトに割く時間がサッカーよりも多くなってきた所に、深刻さが覗える。

前回ではグルジア！！グルジア！！！と、テモリ卒業の場所（すなわち植毛手術・・・）を叫んでいたが、昨日はカナダに変わっていた。

夫が最近、job koreaと同じくらい真剣な顔をして見ているサイトがあって、そのサイトは、若ハゲの苦労、手術の経験談など、テモリ以外の人間だとまったく理解できない境地の話ばかりだ。
もちろん、若ハゲ部類に属する夫は、足しげく通い、サイト上で質問などもしている。
客観的に考えれば、そんなサイトに出入りし、真剣に心の悩みを打ち明けあう人たちは、ちょっとご遠慮したいが、自分の夫なので、邪険にできない・・・

若ハゲだった人が、植毛手術により、「人生が変わった！！」と口々に書いてある。
そりゃそうだろうと思う。女性でも、コンプレックスが整形手術によってなくなったりすると、自信が出てきて、すべて前向きに捕らえることができるし。。
そういった面では、私は整形手術推進派。（ここ韓国じゃ、微妙な心境だが・・）

本気で悩む夫を見ると、カナダで植毛手術とやらを、受けさせてあげたいが、何しろお値段が半端じゃない！！！
基本料金プラス髪の毛の本数である。
大体、髪の毛が何本あれば、どの程度かの予想もつきゃしない。

そんな私の疑問を打ち消すべく、夫がわかりやすく、どの程度まで毛が欲しいかアピールしてきた。



イキナリ、油性マジックでオデコにラインを引いて私の前に現れたのである。
『マジっすか・・？？！！』って感じ。
しかも油性。。。本気さ加減が痛いほど伝わってくる（笑）

そんな痛々しい夫を横に、一応私も、日本のサイトで調べてあげた。（かなりしつこい要請の末）
パソコンを打つ時に「Ｈ　Ａ　Ｇ　Ｅ」と打ち込み、｢ハゲ」と出したら、それを見ていた夫が

「ホントにナサケナイ」（本当に情けない）

と、日本語でポツリ・・・。

日本のサイトで見ると、どうやらタイで、かなり安く植毛手術ができるらしい。
まぁ、かなり安く・・と言っても、普通に考えればかなりの高額である。

「手術が一日で終わって、残りの４日は安静にしないといけないのか～・・カンノっ子がいつもタイで雑貨が買いたいって言ってるジャン！ちょうど良いよ！５泊６日だったらさ＾＾」

と、満面の笑みで、今にも予約せんばかりの勢いだ。
もちろん、我が家の財政では、夫の髪の毛の如くお金も減っていく（←我ながらウマイ！！）
却下させていただいた。

それでもブツブツ独り言のように、「風が吹くと怖い」だの「一番の恐怖は、夏場に友達にプールに誘われること」だの言っている。
そして

「カンノっ子的には、どの辺まで髪の毛があるとカッコイイと思う？」

と、マジック（油性）片手に、聞いてくるではないか。

カンノっ子：「ってことは・・書けって事？？？？？」

夫：「うん＾＾ふざけないで書いてね」

冗談以外で、オデコに油性ペンで書く事なんてあるんだろうか。

そんなわけで、私好みのオデコラインを決めさせていただいた。



内側の下に書いてある線が、私好みのオデコライン・・。

そんなわけで、真剣に協議した結果、夫のテモリ問題は、手術費の捻出が困難なことを理由に、またしても続くこととなる。

ちなみに、このブログに書くことを知ってか知らずか、「顔はNG」と言い出し、またしてもブログのネタ作りに夫が協力してくれた。むしろ、「綺麗に撮れ！！」とまでも・・。

あれから一晩経った今、油性ペンなのに、なぜかキレイにマジックが消えて、いつものテカテカした、人の倍ほどのオデコがいつもと変わらず横に居る。