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テーマ:韓国!(17289)
カテゴリ:日本生活
日本に帰国してそろそろ一ヶ月。
季節は春ウララから、梅雨に入ろうとしている今日この頃・・・。 入局手続きや、役所関係は、この一ヶ月で私の頭をグシャグシャにするほど、大変な出来事だった。 が チリも積もれば山となるわけで、ほんの些細なことで、韓国で暮らした数年が色濃く私に染み付いてることを感じずには居られない出来事に何度か遭遇した。 そもそも、私は新婚生活と主婦生活を日本で過ごしたことがない。 韓国で結婚して、そのまま韓国に嫁いだので当たり前なんだけど・・。(ちなみに初婚ね!!) なので、韓国式の主婦生活しか知らないのだ。 自慢じゃないが、結婚前は見事なまでのパラサイト・シングルで、親のスネをかじり、家事など一切したことがなかった。 せいぜい、洗濯物を畳んだり、気が向いたときに自分の好きな料理を作るくらい。 そんな私が結婚し、韓国で主婦一年生として過ごさなければならなくなった2005年。 押しの強いシオモニに教え込まれ、私はすっかり奥さんからミョヌリとなってしまったのだ。 結構頑なに、韓国のルールには逆らってた私。 最初の方は、韓国の年功序列や、システムなんか大嫌いで、日本ではお年寄りに割りと優しく接してた私が、一気に年寄りを毛嫌いするようになってしまったほど。 ちなみに、反体制派の私の小さな反抗としてキッチンの食器棚に 古い船を動かすのは 古い水夫じゃないだろう と、吉田拓郎(おっと、よしだたくろう時代だった!!)の『イメージの詩』の歌詞を貼っていた。。。今思えば、全く持って意味が分からず、ちょっと精神的におかしいんじゃないかと思わざる得ない(笑) そんな薄気味悪いほどに、韓国を否定していた私だが、未だにちょっとした行動で韓国カラーが出てしまう。 主婦の持ち場と言えば台所。 私はこの台所で、何度も自分に韓国が染み付いていることを感じずには居られなかった。 まず、料理を作るときの基本は調味料。 私はこの調味料を、スプーンでしか計れなくなってしまった。 おっと・・スプーンじゃなくてスジョ(スッカラク)だったわ・・。 あの、韓国の柄の長いスプーンは、もはや料理には欠かせないツールとなってしまった。 そしてある日は、具沢山のスープをお母さんが作ったとき。 そのまま食卓に鍋敷きを敷いて出してしまった!!しかも小皿も出さずに。。 私の中では、スープや汁物は、真ん中に置いてスプーンでテーブルをびしゃびしゃにしながら直に食べるのが当たり前だと思い込み始めて居たのだが・・・。 そしてやっと最近慣れてはきたが、お箸の配膳の仕方。 韓国は縦に揃えて置くんだけど、日本では手前に横に置く。 もちろん、私は当たり前の様に縦にお箸を配膳している。気をつけてはいるが、しょっちゅう未だに間違える。 間違えるまではしなくても、「日本の食卓はお皿が多いな~。タッパーでそのまま出せば楽なのに・・」と、思ったり・・。 今は実家なので、自分の好き勝手には出来ないが、これから先、夫と2人で暮らすとなると、きっと韓国で生活していたままの暮らしを日本ですることになりそうだ。 毎日献立を考え、料理をする日本の主婦はすごいなーと、心から思いつつ、都合の良いときだけ「韓国でよかったー」と、韓国方式を押し通す。。。これが国際結婚の醍醐味よのぉ(笑) キムチや香辛料で、いくら洗っても真っ白に戻らない、韓国キッチンのまな板のように、私の主婦スタイルも、未だに韓国カラーが根強く染みているのである。 さすがに立てひざと、渡し箸と、魚や肉の骨は在韓当時でも必死で抵抗していたが・・(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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