日韓夫婦のヨロカジ日記

はてさて、前回から引き続き旅行ネタ。

夫の親戚の家を後にした私達は、首都・東京へ。
渋谷にあるホテルをリザーブしたので、ヤングな街へ向かった。

夜１０時過ぎに降り立った渋谷駅。おっと、４２８駅だった！！これがナウな書き方だわ

日曜日の夜１０時にも関わらず人で溢れ、奇しくも同じ日に広島３大祭りである「とおかさん」という祭りが渋谷でも行われているのかと錯覚したほど。
そんなわけないよね・・。

何年か前に流行ったドラゴンアッシュの歌で

♪渋谷、六本木、そう思春期も早々にこれにゾッコンに・・・・悪そうヤツは大体友達♪

などと言う、悪さの匂い漂う歌を思い出したからさぁ大変！！

渋谷の悪にカツアゲされてはならぬ・・と思い、細心の注意を注ぎ、夫にも「タチの悪いのとは目を合わせるな」と釘を刺しておいた。

そんな細心の注意が身を助けたのか、私達は無事ホテルに着き、近くのカフェでコーヒーまでしばく余裕を持ち、就寝した。

翌日は、特に希望のない私達だったので、一応有名なスポットに行くことにした。
六本木ヒルズに向かった。
六本木に行くことをメールでお母さんに伝えると、

「六本木ならアマンドに行ってみたら？？有名だしさ。」

と言われた。
結婚前、５年間東京に住んでいた母からのお勧め。
ぜひ行ってみようと思い、場所を聞くと

「交差点の角。」

という素っ気無い答え・・。
どこだよ？！

六本木といえば荻野目ちゃんの「六本木純情」である。
私の口ずさむ歌も

♪Who are you～遊びなれた六本木ーー♪

ってな感じで、バブリーなイメージ戦略で挑んだ六本木。
目指すはヒルズ。
六本木ヒルズからの東京の眺めは、長渕剛が「♪死にたいくらいに憧れた花の都・大東京♪」であったし、「♪うすぺっらのボストンバッグ　北へ北へ向かった♪」だけあり、規模がでかかった。
日本は動いてるのね・・などセンチな知ったげな気持ちに一瞬なった。

ちょっぴりまじめに色んなことを思ったが、腹はへるもので、ヒルズの中にある中華料理屋でランチをした。
まぁ、量が多かったので、それだけで満足し、それ以上の感想は特になし。

そして、あんだけシンプルに場所を教えられたアマンドもビックリするほど簡単に見つけられ、無事に茶をしばくことができた。
きっと、場所を聞かれたら私も臆することなく「交差点の角」と言うだろう。
それだけでアマンドの立地に関する説明は十分だ（笑）

アマンドを出ると、ワイドスクランブルというお昼のワイドショーの夕刊キャッチアップの佐々木さんに会った。
横目でガン見しつつ、収穫あり！！と喜んだ。
今回の旅行での有名人遭遇は、佐々木さん一名となった。
佐々木さんには悪いが、六本木ヒルズにまで行ったのに、佐々木さん一人か・・と、チョイと不満がないわけでもない。

東京をわからない夫婦２人の都内観光は、そんなに色々行ける訳でもなく、移動で気力を使い、気がついたら帰りの新幹線の時間となり、あっと言う間に旅行も幕を閉じた。
まぁ、JR２つ分先にある秋葉原に、夫の希望で寄ったりもした。韓国人率多し・・。

「家に帰るまでが遠足」であるからして、当然家に帰るまでが旅行である。
新幹線に乗る前に、浮かれ気分でお弁当やらアイスコーヒーを買った私達。

そして乗り込み、窓際席の私が腰を下ろし、乗ってすぐにも関わらず（しかも時間は６時）お弁当を食べようと気分良く居た私。
夫が、キャリーバッグを棚の上に上げ、さて・・と、腰を下ろした瞬間・・

アイスコーヒー（カップ入り）が床に全てこぼれた。

アイツ・・ついにやりやがった。
私のハンカチで納まる量ではないので、隣の号車までトイレットペーパーを取りに行った。
そのとき、新幹線は東京駅を出発。
センチな気分になる暇もなく、私はティッシュをロールごと持って行った。

席に戻るや否や、走り出した列車の振動で、前から４番目に座ってた私達の座席から３０番目の座席までアイスコーヒーがタレ流れているではないか！！

何人もの人の足元に身をかがめ、ひたすら謝りながらティッシュでアイスコーヒーを拭いていく私。
夫も前のほうで屈んでゴソゴソしている。時折「すいません」と、カタコトで聞こえてき、恥ずかしさと腹立ちとで額から汗が出てきた。

結局、東京ー品川間を丸々使い、お冠の私に夫は

「ごめんね・・・でもさ、こんなアクシデントも振り返れば笑いに変わるんだよ」

と言い出すではないか！！
言いえて妙だが、ヤツの言っていいセリフではない。軽く夫に制裁を加え、仲良く席に座った。

そうそう、途中名古屋で、私達の斜め後ろの席のカップルが、今度はビールをこぼし、ビール臭さも充満し、私達の二の舞になってしまったようだ。
なんとも不運な車両である。
もちろん、私はトイレットペーパー１ロールを手渡し、お手伝いさせて頂いた。。

なんだかドタバタだったけど、それなりに楽しく過ごせた旅行だった。

あーあ・・つぎはいつ旅行に行けるんだろ・・。