|
テーマ:韓国!(17288)
カテゴリ:衣食住
ジメジメ雨が降ったりやんだりと、気持ち悪い日本の夏です
節約のため、ヘタル夫に励ましのみを与え、まだクーラーもドライもつけず頑張るカンノっ子の昼下がり・・・。 はてさて・・結婚して、今現在の家を含め、人が羨ましがる家に住んでいない(住めない?!)私達夫婦。 新婚当時住んだ家は、昔のブログにも書いたとおり、地下にすむ大家がゴミ屋敷の住人で、我がビラの入り口は365日24時間、ゴミの山が無かったことはない。 そして、水道費を3年間滞納し、水道まで止まると言うハプニングもあり、とうてい快適&羨望を浴びる家とはかけ離れたsweet home そして、2度目に住んだ家が、日本に来る前まで住んでいた家だ。 あんなsweet homeに住んでいた私達は、とにかく早く新しいところを探し、今よりもマシな生活がしたかった。 そのため、一回見ただけで、契約を決めてしまった。 そのときに不動産屋が、 「この家は、非常にいい家ですよ!!前の住人はかなりお金持ちになってこの家を巣立っていったんですよー。こんな縁起良い家はないですよ!!」 と言うではないか。 結果、その不動産やの言うことは見事に大嘘で、訴えれば勝訴間違いなしとなっていただろう。 その縁起の良い家に(笑)引越しの当日、夫から『かなり縁起の良い物件』という事を聞いていたシオモニは、ものすごい張り切り様で、私達が到着する前に、不動産屋で鍵を貰い、部屋という部屋の角に、小豆を蒔き、お清めをしていた。 日本でのお清めが塩であるなら、韓国では小豆なんだなーと思った。 まぁそれは、後々思ったことで、家に入るや否や、部屋の隅に蒔かれた小豆を見、ダンゴ虫の類か、ゴキの子供かと思ってしまい、悲鳴を上げてしまった。 そんな不動産の熱弁や、シオモニの縁起担ぎも空しく、私達夫婦の生活は非常に苦しく、困難を極めるものとなってしまった。 引越し早々、夫は会社から「釜山まで仕事しに行け」と言われ(通いで、何年間か・・)、その会社を辞め、転職した会社では試用期間が終わると、クビになってしまった。 そこから魔の無職生活が始まった。 そして、私は私で、面接に行くものの、短大卒がネックで落ちたり、労働条件の良い日系企業に電話するも、なかなか合格できない日々が続いた。 そんな中、私は軽鬱になったり、ストレスで体中にアトピーが出始め、日本の親に電話しては大泣きしたり、夫に罵詈雑言を浴びせたり、プチ家出をしたり、ものすごく悪循環な日々を過ごした。 と、同時に玄関に塩を盛ったり、宮島で買ったしゃもじの「家内安全」みたいな札も壁に打ち付けた・・が、虚しく空振りだった。 こんな生活だったので、日本に行こうと決定したのは仕方がないと言えばそうだし、逃げと言えばそうかもしれないね・・。 日本行きを決め、不動産に契約終了を言いにいくと、次の日には、新しい住人が家を見学しにやってきた。 そのときに、不動産屋が 「この家は、いい家ですよー。みんな大金を手にして出て行くんですよー。かなり不思議な家でしょ?!お勧め物件です!!」 と、言い張るではないか。 正にそれは、『生活苦で移住を余儀なくされる家』と言っているに等しい。 こんなに生活苦が表情に表れ、どうみても金持ちの片鱗すらない小汚い夫婦のどこに運があるというのか・・・。 が、私のセレ部雰囲気が醸し出せる技なのか、契約はその日のうちに決まり、またしても不幸予備軍の新婚さんを迎えることとなった、縁起の良い家(笑) そして契約終了の日が決まり、日本に送る荷物整理にアクセクしている夫の下に、求人の電話がかかってきたのだ。 その会社とは、ハ●銀行で、韓国ではまず倒産することはない会社である。 しかし、時既に遅しで、泣く泣くお断り。 まぁ、働いたところで、一生働けるか保障はないし、せいぜい3年くらい使われて終わるだけかもしれないし・・・。 そのときは、さすがに私達の人生のタイミングの悪さに落ち込んでしまい泣いたものだ。。 そして、引越してシデクで暮らしていたある日、私の元に以前履歴書を送り連絡が無かった日系企業から電話がかかり「ぜひ、うちで働いて欲しい」と言われたのだ。 その日は、日本に出発する3日前で、携帯を解約するその日の出来事だった。。 なんというタイミングの悪さのダブルパンチだろう。 夫と2人、あんだけ毎日履歴書を送り、辛かった日々を過ごしてきたのに、家を引っ越したと同時に2人とも求人を受けたのだ。 いくらシオモニががむしゃらに小豆を蒔いたって(笑)どうにもならなかった何かが、あの家にはあるんだろうと思う。 ちょっと怖いけどね。 そして、現在の家は、古いが陽当たり良好!!(あだち充)で、窓が大きく開放感がるが、住む家によって人生が方向転換することを悟った私は、懲りずにトイレと玄関に盛り塩をし、トイレ掃除を欠かさずしている。 どうか、どうか明るい未来が切り開ける家であって欲しい。 もちろん、金のなる木という植物を置き、健康で夫婦仲良く暮らすこと以上の期待を、その植物に委ねている。 新居に移り、ちょうど一ヶ月の今日、ちょっとでも生活レベルがあがればいいなーと小さい希望を持っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[衣食住] カテゴリの最新記事
|
|