河内のおっさんの部屋

　今日の授業は高１の男の子。

　英語で始まった。（・・また、数学はしないつもりかな？）と不安になる。

　高校生に僕が教えられる科目の優先順位は、数学→英語・・・他はご勘弁って感じなのだが、この生徒は数学が得意なので、あまり数学をしようとしない。中高生で成績のまあまあいい子の場合は、その日何をするかは生徒に決めてもらっているので、こうなってしまう。

　辞書を片手に指導していると、１時間ほどで英語が終わってしまった・・。シーン。

「英語はもうないんか？」
「ﾊｲ。・・・・じゃあ、これいけます？」
　と登場したのは古典！！！！
「よ、よっしゃ・・。やろう。」

　僕が最も苦手な世界だ。伊勢物語の「筒井筒」という話の現代語訳を見て欲しいという。う～む、難しい。でも一生懸命読んでみると、二人の女と一人の男の恋愛話で、なかなか味わいのある話だ。

　僕の主たる指導科目は、中学受験算数だったはずだが、３年ほど前あたりから、数学、理科は当然のこと、国語、社会、英語など何でも見ますよ状態になっている。
　算数しか教えませんなんて言ってると、仕事の幅が広がらないし、週の予定が埋まらないｗ。

　でも、古典だけは避けていたのだが・・・。まあ、楽しみながら勉強してみるか。