河内のおっさんの部屋

　日本有数の難コースとして、また美しい景観を持つことでも有名なゴールデンバレーＧＣhttp://www.goldenvalleygc.com/courseguide.htmへ出かけた。このコースに行くことになった経緯は、ご同行したＦ師匠が出場する競技会の会場だから。その練習ラウンドに「PARGENも行くか？」と誘って頂き、いろいろ迷ったがご一緒することにした。

　前日夜の練習では、ドライバーで大きな悩みを抱えてしまい精神的に不安定になった。おそらく、ここ数日の異常な寝不足も関係していたかもしれない。また土日に予定になかった仕事が急に入ってスケジュールの調整をどうしようかと悩んでいたのもあり、スタート１０時間前になって「行くのが怖いよ病」にかかってしまった。こんな難関コース、まだ僕には早すぎるのは？という思いが頭の中を支配していた。一体どれだけ叩くのだろうか・・・。
　しかし一緒に練習に行っていたＢ氏、Ｃ氏が、体の使い方の居残り特訓をして下さった。「難コースを楽しみながら頑張って来て下さい。」という言葉が心に染みた。

　高速ＩＣから結構遠かったが、スタート１時間ちょっと前に無事到着。難しいと言われるグリーン対策にパター練習場で時間を費やした。
『う～む、昨夜のむちゃくちゃ状態以来、ドライバーで球を打っていない。』と不安を残してスタートホールの１０番ティーへ。上級者の３名はバックティーから。僕は、それよりだいぶ前のフロントティーから打った。いよいよゴールデンバレーでの一日が始まった。

　今日も水曜同様、距離が短いPAR4やPAR５では、ドライバーをやめ４アイアンなどを使用した。また５Ｗは最初から家において「フェアウェイウッドは持たない」を徹底した。ほとんど全ホールで池や小川がからむこのコース。素晴らしい景観とはうらはらに、プレッシャーを感じるホールが多かった。それにも増して、今までに見たことのないグリーンの複雑さが面白い。今日は同行できなかったＢ氏が「あそこは１つのグリーンの中にいくつかグリーンがあるみたいですよ～。」とおっしゃっていたが、まさにそんな感じで、平坦なグリーンなど１つもなかった。

　前半１０～１８Ｈまでのスコアは「５６」。８ホール終わって４５で、最後のPAR5でパーを取れば５０であがれるはずだった。そこで、初の池ポチャ。今まで丁寧に、丁寧にガマンしてきたものが・・・。そして、同じ場所からもう一発池へ。シャンク気味だ。完全に頭がおかしくなりそうだった。そんなとき遠くの方で「PARGENさん、こっち向いて打ちや～。」と同組のＨさんから言っていただいた。ピン方向を向いていた僕は、グリーン左端を狙って乗せることができた。ここは１１を叩いたが、なんとか５０台でハーフを終えることができた。

　「安全に行け、安全に！」というＦ師匠の言葉を頭にもう一度叩き込んで後半に向かった。（続く）