河内のおっさんの部屋

　コツコツ働こうと思った矢先、先週まで教えていた中学生の授業がなくなった。学校が休みの日曜日に仕事がないっていうのは、なんかヘンな感じだ。

　僕の授業に問題はなかったらしいが・・・。勉強というものを全くしていなかった彼女の心を大きく変化させるだけの影響を与えられなかった自分の無力さが情けないし、ご期待に沿えなかったご両親に申し訳ない気持ちだ。家庭教師の日以外は１秒たりとも勉強しないということで、やっても無駄！ということでお父様がキレはったのが直接の原因。確かに課題を出しても、テキストを学校から持って帰るよう言っても、なかなかできないようだったが、決してホンマの悪い子ではなく、どちらかというと素直なええとこもある子供だ。

　勉強がすべてなんて、全く思わないし、むしろ学校の成績なんか、ある意味どうでもいいち思うのだが、高校に行きたいという気持ちと、１秒たりとも勉強しないという生活とのギャップがなんとももどかしい。彼女の中でも、どうしても友達に引っ張られる・・などなどの葛藤があるようだ。

　また、やる気になったらお願いします・・ということだったが、入試まであと５ヶ月。すでに高校に行けるかどうかの瀬戸際だけに、彼女の気持ちがどう動くか注視していたい。

　月収への影響は微々たるものだが、毎週会っていた子供やお母さんに会わなくなるっていうのはやはり寂しいもんだ。いつでも駆けつけるから、なんかあったら言ってや！