勉強の話(昨日の続き)
ここ数日、定期テスト前ということもあり、中学生ばかり教えているので、昨日からそういう話を書きはじめてしまった。 年間に5回ほどある定期テストは、僕の中学生活にとって、輝ける舞台だった。はっきり順位の出る時代。「数学の100点は、1組の●●さんと、2組のパーゲンくんや。」なんて発表する先生もいた時代。一瞬だけヒーローになれた。しょうもないことかもしれないが、僕は学年1位(科目別でも)にこだわっていた。最悪でもクラスで1位はキープしたかった。実際は、15回の定期テストで学年1位は1回。クラス1位は11回しかないが、なんとか希望の公立高校に入学。 自分より明らかに勉強のできそうな奴にも多く出会い、それでも高1の間は必死でついていった。数学では満点も何度か取ったが、現代社会、古典などは70点台まで下がり、自分の限界を感じ始めていた。 そんなとき、京大進学を完全に断念せざるを得ない「マージャン」という世界に出会う。高2のクラスには後に全国レベルの学生雀士になっていくO氏をはじめ、多くの雀士が含まれていた。僕も覚えかけていたころで、やりたくてたまらないところに、そんな環境が揃ってしまい、ついでに高1のとき好きだった女の子に彼氏ができ、完全に勉強をする動機を失ってしまった。(続く)