葛根湯より桂枝湯
昨日また父が熱を出したんですよ。以前父が熱を出した時、葛根湯で乗り切ったのですが、「今度は下がらない。」と言って母から呼び出しの電話があったんです。母はおろおろしているし、父は病院には行きたくないというし、とりあえず熱さましか何か買ってこようと思って近所の薬局に行ってみました。「あのう、90近い年寄りが熱をだしているんです。とりあえず葛根湯を飲ませてみたんですけど熱が下がらなくて・・・年寄りにも使える熱さましがないでしょうか?」「う~ん、熱さましは高齢の方にはよっぽどじゃないとお勧めできません。葛根湯も体力のある年代はいいのですが、高齢の方にはお勧めできないんですよ。」って。びっくりでした。とりあえず葛根湯で今まで乗り切ってきたのに・・・体力のない高齢者には、桂枝湯がいいんだそうです。「それではどうしたらいいと思われますか?」とうかがったら、飲む点滴といわれる栄養ドリンクを5時間ごとに飲ませてみて、朝まだ熱が下がらないようなら病院に連れて行けばいいと教えていただきました。家に帰って父をなだめすかせながら母と二人掛りでドリンクを飲ませました。父は具合が悪いものだから、右手は私の、左手は母の手をずっと握って離さなかった。ヘタレだし、甘えん坊なんですよ・・・でも握る手の力が意外に強かったので、こりゃあまだまだ大丈夫だわと思っていたら、熱もだんだん治まってきました。栄養ドリンクも侮れないものですね。今朝電話をしたら、すっかり熱は下がったようでよかったです。