カテゴリ:有名人を気学でみる
10月5日、俳優の緒形拳さんが肝がんのため息を引き取ったとニュースが流れました。こちら 緒形拳 1937年7月20日生 本命九紫火星 月命九紫火星 日命一白水星 何の番組だったのか分かりません。でも、緒形さんを初めてテレビで見たときの印象は強烈でした。 間のとり方、話し方、そしてあの独特の笑い方。その瞬間ドキリとして、何か危険なものを、 いけないものを見てしまったような。こういう人を「大人の男」というのかな、とも思いました。
九紫火星の人は、生まれついての表現者。 月命星も九紫火星で、ますますその意味が強まります。 脇役なのに、主役以上に、吸い寄せられるように見てしまう。 類まれなる感性を持ち、圧倒的な存在感を持っています。 でも、本人曰く「不器用で」、シャイで、まじめな性格なのだとか。 九紫×九紫であらわれる、傾斜の一白水星のしわざなのかもしれません。
「外ではカッコイイ男、そして家では家族思いの父でした」とは、息子の幹太さん。 九紫は美をあらわし、一白は目下への温かい愛情を意味します。 そして、緒形さんの演技には 火と水という、極端に正反対の性質を、同時に持つことから 表を見ていたつもりが、いつのまにか裏を連想させられてしまう そんな不思議な魅力があったようにも思います。
8年前から肝がんにかかり、5年前からは肝炎に病がすすんでいたようです。 しかし、家族以外の誰にも公言することなく、仕事をこなし続け、最後に面会した親友の 津川雅彦さんにも、病名を語ることをしなかったそうです。 何という、強靭な精神力。 「最後まで立派な役者だった」津川さんはそう述べています。 「俳優」の意味を持つ九紫の、緒形さんらしい生き方であり、死に方だったのかもしれません。
気学で有名人を分析して思うのは、 活躍している人は、皆、「自分の持っている性質を最大限に生かしている」ということです。 誰一人として同じ人生はありません。その人なりの生き方を全うできることは、かけがえのない 幸せなのだと感じます。
緒形さんの演技が、もう見られないのは残念ですね・・・。 ご冥福をお祈りします。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[有名人を気学でみる] カテゴリの最新記事
|