ぱすのひみつ日記

『ヴァン・ヘルシング』は公開前にノベライズ版を読んで絶対見に行く！と思っていた映画です。
おっと、そもそもそのノベライズを読むきっかけとなったのが、劇場予告ポスターでした。

ポスターの主人公のヴァン・ヘルシングが持っている武器になんと怪しげな漢字が！その武器というのが、丸ノコ（円盤型ののこぎりね）のような形をしたやけに歯のでかい痛そうな武器なんですが、この円盤にまるで古銭のように漢字が書いてあったですヨ。

「これわ！中国古典文学史に名高い（？）封神演義（アニメじゃなくてよ）に出てきた武器の一つに違いない！！絶対見なくてわ！」

怪しげなＢ-Ｃ-Ｄ級映画大好きな私は、それはもう、わくわくしながら公開を楽しみにしました。

物語は19世紀。
ローマ／ヴァチカンに雇われているというか、こき使われているモンスターハンター、ヴァン・ヘルシングが一仕事終えて帰ると新しいオシゴトを与えられます。
それが、かの悪名高きルーマニアの地で孤軍奮闘するジプシーの姫を助け、モンスターを倒すこと。
非常に分かりやすい設定と分かりやすいキャラクタによって構成されています。楽しんで作っているんでしょうね！

ＣＭでも出てるけど、ジキル＆ハイド、フランケンシュタイン、オオカミ男、ドラキュラなど古典モンスターが総出演。
でもでも、私がお奨めするのは天才的発明家／修道僧カールとその発明品です。決してハンサムでもなければ強くもないし、破戒しまくりですが、こういうサブクアラクターは大好き。カールが出るなら続編を見に行きまーす！

Ｂ級もイイトコですがこういう映画もなくては金曜の夜のカウチポテト（死後？）が楽しくない。レンタルＤＶＤで楽しむにはもってこい。

かといって、映画館で見ると、お化け屋敷感覚でドッキリビックリさせてもらえるので、ちょっと見たい方にはレディース・デイとか半額の日とかに行って楽しんでいただくことをお奨めします。
１８００円出して見てとは正直ちょっとー。

ところで、記憶を失った主人公ヴァン・ヘルシングの素性をはっきり明かさないところに、うまく行ったらﾒ２ﾓを作っちゃうもんねーというハリウッド魂が見えかくれします。
しかも、ヴァン・ヘルシングがらみの投げ捨ての情報が多すぎて、２を作ってもらわないと私もホント困ります。
でも、もうモンスターが品薄だよね＾＾；
次は切り裂きジャックでも追いましょうか？
ミイラ男と半魚人も忘れちゃいけないよね。

そうそう、メインキャラの衣装は時代考証を感じさせない、ビジュアル系ロックバンドみたいなものでしたが、キング・アーサーのランスロットもそういえば皮のライダースーツみたいなの着てたなあなどと思い出しながら見ました。

TVシリーズ化してスカパーでやってくれないかな。
バフィーの後番組かなんかで。