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カテゴリ:本
あまりに風が強いので、鉢が転んで中身が出てしまったクレマチス「ジリアン・ブレイズ」と植え替えをサボろうと思っていたバラ:モーツァルトと、園芸ネットさんから届いた数種のゲラニウム(←今年のまいぶーむ♪)を植え替えてさっさとガーデナーを返上し、引きこもってひたすら本を読んでいました。
買ったまま読んでいない本を一気に読んじゃおうと思ったけど、結局3冊止まりでした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 園芸後、午前中の一品は 『陰陽師 ~太極の巻~』夢枕獏/文芸春秋 3月の新刊なのでこれは本屋さんに平積みになっています。 おなじみ安倍晴明と源博雅が宮中の不思議な出来事を解決して回ります。 毎度同じシーンから始まるこの短編が日本昔話のようでお気に入りです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 明太子パスタの昼食を挟んで 『ほんものの魔法使い』ポール・ギャリコ/大和書房 ポール・ギャリコの作品はネコ好きさんなら本屋で一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。ネコが主人公の『ジェニー』、ネコの死に心を病んでしまった少女と獣医父親(安楽死マニア?)のお話『トマシーナ』。どちらも泣けます。 『ほんものの魔法使い』は、手品師の都にやってきたお人よしで明るい青年ともの言う犬が主人公で、もう一人、この街に住む少女が仲間に加わります。 青年はこの街の魔術師ギルドに加わるための試験を受けますが、青年の披露した手品が実は本物の魔術であったことから街をあげての大騒ぎになります。 子供心にもどって楽しみました^^ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ チョコレート一袋の夕食を挟んで 『七つの人形の恋物語』ポール・ギャリコ/大和書房 ポール・ギャリコはどのお話も、語りかけるように書かれているので途中で止めることが出来ません(・・・私が病気?)。 これは、ブルゴーニュの田舎からパリへ出た少女が華やかな街で女優への道を諦め落ちぶれに落ちぶれて川に飛び込んで死のうかと迷っていることろからお話が始まります。 ここでお金持ちの青年に声を掛けられてシンデレラストーリー!!にならないところがギャリコのよいところで、少女に声をかけるのはなんと路傍のさびれた人形劇屋台の人形、にんじんさんです。 にんじんさんを始め、狐の姿の人形、ペンギンの姿の人形など七つの人形と心の交流が始まります。・・・が、これからも女性としてつらい日々が彼女を待ち受けています。 正直、ギャリコのよさが出ていて、且つ個性的ですごく面白かったです。 今まで読んだギャリコの物語の中では一番大人向けの内容です。性描写はあまり細かくないのですが、いちおうそれなりのシーンはあります。他のギャリコの作品では読んだことがありません(読んでないものの中にはあるのかな?)。 この物語は『リリー』という映画になったそうなのですが、私は残念ながら見たことはありません。DVD出ているといいなあ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さすがに夜には気持ち悪くなり、もうしばらく活字は見たくない!!と思いましたが、通勤バッグにはちゃんと電車の中用の文庫を入れておきます♪ バラ病に活字中毒に、もう堅気の生活には戻れないのかもしれません。 これでFF買ったら廃人ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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