Amazing Grace
この古い賛美歌は、アメリカの教会で国家のように歌われているそうです。日本訳の題「驚くばかりの」昨日の衛星Hiで2時間番組を放映しました。奴隷商人だった英国人ジョン・ニュートンが、やがて回心し牧師になりました。自分がどんなに大きな罪を犯していたか、悔い改めと、神様に赦された喜びを歌った賛美歌です。 Amazing grace! How sweet the sound that saved a wretch like me!「不思議な恵み! 何と甘い調べだろう。 こんな私のような卑劣漢をも救って下さるとは!」a wretch とは、奴隷商人をしていたニュートンの姿でした。しかしこの単語には、「哀れな」と言う意味もあり、アメリカで奴隷だった時代の黒人たちは、哀れな自分たちの境遇を重ね合わせて歌ったのだそうです。奴隷商人の悔い改めの歌が、奴隷たちの慰めの歌となりました。ボクたちの教会でもいつも歌っています。