仕事へ
子供が入院する静岡の病院から帰ってきた息子母親に夕食のうどんを作ってもらいボクが淹れたコーヒーを飲み愛妻を実家に残し今度はバイクで横浜に帰って行った。明日は日曜日だから店に居なきゃいけないと寒いからお腹にカイロを貼り革ジャンの下にウインドブレーカーを着スキーの手袋を付けマフラーをぐるぐる巻きマスクをかぶりヘルメットを付け日付が変わらないうちに着けばいいと兄ちゃん、それでコンビニに入るなよと弟に言われちょっとここを離れてからエンジンをかけろよとボクに言われしばしの悲しみを忘れるように微笑みながらバイクに乗り出して歌うようなエンジン音が遠ざかっていくそのマフラーからの音、遠くから聞いてもいいぞ。次に来たらまた乗らしてくれよ。