不足なし
今日は電車の中で聖書を読んだ。それから、イエスは使徒たちに言われた。「財布も袋も履物も持たせずにあなたがたを遣わしたとき、何か不足したものがあったか。」「いいえ、何もありませんでした」ルカ22章35節(新共同訳聖書)今までの歩みを振り返らされた。ほんとうにそうだ、と思った。教会にお仕えした30数年の間不足したものはなかった。わずかな信徒さんの集う小さな教会からスタートして、辞するときも、相変わらずで、数字だけをお話しすれば、がっかりされるかも知れない。しかし信徒さんたちとの交わりはそれはそれは豊かなものだった。心の中に隠されているものは目に見たり、出して見せることはできなくてもいつまでもキラキラ光り続ける。それを天の御国へ持って行く。