士師記
士師記を通読中です。「士師」という難しい漢語。聖書のここ以外で、この語に出会った記憶はない。士師とは「さばきづかさ」。指導者である。小さな王様かもしれない。士師として登場する人たちが、多種多様なのに驚かされる。女士師デボラ~旧約中、これほど颯爽とした女性はほかにいない。「デボラの歌」は、力強く、美しい。ギデオン ~ どう評価したら良いかわからない人物だ。嫌いなタイプだ。エフタ ~ 浅はかな誓いで、最愛の一人娘を死なせる悲しい物語。サムソン ~ さらに悲しい物語。力が強いだけが取り柄のような男。敵に翻弄され最後に大逆転。信仰の素朴さを学ぶべきなのか?ここに信仰の原点があるのか?ああ、この歳になって、迷わせないでほしい。