カテゴリ:パスカル
「雄弁は、思想をうつした絵である。したがって、描き終わったあとでなおも加筆する人は、肖像画の代わりに、装飾画を作ることになる。」26
「言葉の無理をして対句を作る人々は、均整のためにめくら窓を作る人々に似ている。彼らの基準は、正しく語ることにあるのでなく、正しい形を作ることにある。」27 パスカル『パンセ』(松浪訳) ジョン・ウェスレーの説教は彼が説教集の序文で語っているように、一切の飾りを排したもので、彼の思想そのものの塊である。心をそのまま取りだして切々と心に訴えかける。 ウェスレーは母親のすすめで、パスカルを読んだようだが、上のパスカルの警句がそのまま当てはまると思った。むろん、ウェスレーは「真の雄弁家」ということになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年06月11日 21時41分39秒
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