この揺るぎなく立つ信仰の書を、苦労して読み終えた。
神学的な部分はおおむね理解したと自認するが、哲学的言辞も多く、そこはほとんど理解できず、読み飛ばさざるを得なかった。
「三位一体の神」
ただこれだけのテーマで、これだけの分量の書物が生まれる。
まことに言葉多い書物だが、言葉足らずの書物でもあり、著者はそのジレンマの苦しみを、最後に神に祈る。
神は無限だが、「無限の三位一体」に正面から取り組むアウグスチヌスも巨大だ。
全15巻の最後に置かれている「祈り」だけでも、後日フリーページに掲げることにします。
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