カテゴリ:希望
駅に向かう道で、保育園の子供たちとすれ違った。
先頭近くの子が、ボクを指さして 「おじいさん」 と朗らかに言った。 保母さんが困った顔をしてボクを見たので、ボクはほほえみを返した。 はは~ん、典型的なおじいさんの顔なんだな。 おじいさんになった おじいさんになった 時は空しくたたずんでいるのではなく、また、無為にわたしたちの感覚を通り流れ去っていくのでもありません。時は魂の中で不思議な業をなします。そうです。時は日から日へやってきて、日から日へ去っていきます。来ては去って行きながら、わたしに別な希望と別の記憶を刻み込み、徐々にわたしを身近にある各種の快楽で再び満たしました。そして、あの先立つ悲しみはこれらの快楽によって消え去っていきました・・・・ アウグスチヌス「告白録」第4巻第8章より(宮谷宣史訳・教文館) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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