カテゴリ:希望
アウグスチヌスの「告白録」を読んでいます。半分を過ぎました。
彼は、まだプロテスタントと分裂前のカトリックなので 今のカトリックとは少し違うようです。 アウグスチヌスは神学者なのか哲学者なのか。 「告白録」はすらすら読める部分と、ボクには難解でわからない部分があります。 昨日読んだ箇所に「音楽」に言及している部分がありました。 大意はこうです。 音楽を聴いて感動した。 しかし、それは音の流れが快かったのか。 あるいは、神様を讃える歌詞に感動したのか。 もし歌詞の内容ではなく音の流れに心を奪われたのなら そのとき心は神様から離れていたのではないだろうか。 ここを読んだとき、音楽を聴くことを趣味に持つボクは 自分を恥じました。 だってクラシック音楽のだれの演奏はこうだ、とか このピアニストはああだとか あのソプラノ歌手はこうだ、とか 神様を離れてそんな興味にのめり込んで、うつつを抜かしていたからです。 ああ、アウグスチヌス! あなたは1500年を超えて、気づかせてくださいました。 こんなナイーブな考え方をする人をボクは他に2人知っています。 一人は、ブレーズ・パスカル もう一人は、ボクの妻です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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