カテゴリ:人間
わが子たちは生きものが大好きだった。
甲虫など、飽きもせず眺め、いじくっていた。 弱り切ったカブトムシなど、見つけてきては、エサなどを与えていた。 弱っていても、動いているうちは、じっと見つめている。 死んだ。 死んだらもう用はない、というように 部屋の隅に転がされていた。 親は拾ってゴミ箱に入れるのだ。 人も同じだと思う。 どんなに老いていても ただ天上を見つめるだけで 何もしていないようでも 生きていれば、きっと喜ばれている。 生きていてほしいと思われている。 いとおしく、見つめられている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年06月13日 16時19分37秒
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