ジーザスクライスト・スーパースター
1973年映画版を観た。15分くらいづつ何回かに分けて全部見終えた。キリストの生涯を、ロック音楽に載せて映像化。作られてから50年近くたつ。ずいぶん月日がたったものだ。初めは舞台ミュージカルだったと記憶している。ロックで踊りまくる場面などは抵抗を感じた部分もあったけれど全体的には新鮮だった。50年前にこんな新鮮な映画が作られたとは驚きだ。キリストの生涯を描いた映画はだいたい観てきて「スーパースター」は、正統的な視点ではなくキリストを人間として扱いしかも弱く迷う人のように描く。イスカリオテのユダ、マグダラのマリアが軸となり、弟子たち、為政者たちが配置されている。台詞は少なくほとんどが歌唱でストーリーが進む。それぞれの歌が魅力的だった。また若きキリストが魅力的。へぇ~こんなふうにキリストの生涯を解釈することもアリなのだな、と感心する。