母とお金
母は、自分は長生きはしないからと年金は掛けませんでした。なので無年金者です。母はお金は手元に置かない性分です。手にしたお金はその日のうちに使ってしまうのではないかと思われます。母は今年84歳になるのですが、もう少し若い頃は、周囲に良く注意されていました。お金はわずかでも手元に置いておくようにと。しかし母は自分が決めたとおりに生きるのです。ボクたちが若い頃の三島時代にほんとうにお金に困ったことがなかったのは恐らく母の援助があったからだと思います。たとえばボクたちは自分の子どもに小遣いを渡しませんでしたが母が渡していました。だから今、定収のない母に少しでも小遣いをと思い毎月始めに1万円を渡すようにしています。しかし母はなぜかボクからお金を受け取ることを喜びません。「いらないわ。 くれても礼拝献金にするわよ」今日はニコニコと受け取りました。でも、部屋の入り口に置いていた献金の箱を開けると別の1万円札がはいっていました。