DID
ごく若い頃から、キミはボクたちと一緒だった大人になってからは、忘れた頃に来るようになったある日突然、「洗礼を受けさせて下さい」ボクは一度は断ったが、キミの決意に従いキミは洗礼を受け、ボクの教会のメンバーとなったそれでもキミはいつも忘れた頃にやってきたにこにこして、自分で教会の棚から聖書を取り出してボクたちの前に座るボクはキミに言った「キミには多重人格障害があるかも知れないね」キミは「ボクはそうなんです」キミが怖い一面を持っているという噂を聞いても直接にはそれを知らないキミの人なつこい笑顔をボクが忘れない限りボクはキミのためにお祈りをする冬が来ようとしているどこかで暖まっていて欲しい留置所や刑務所はキミには合わない