そううつ気質
周囲の注目を浴びていると感じるとカッとなり顔も紅潮する。天にも登る気持ちに浸る。逆に、ちょっとした言葉に傷つき落ち込む。「青菜に塩」のような顔つきになっているだろう。礼拝でお話しするときは、おおむねハイ気分である。思いもよらなかったひらめきが来る、人を傷つける言葉が、平然と出てくることもあり。身の置き所のないような落ち込んだ気分で葬儀を司ったとき「今日のあなたは、よかった」そう妻に言われた。「得意げな顔が消えていたのよ」教団総会では、お話の担当があったが妻は「夫がハイになりませんように」と祈っていたという。みんなの前に立って、ボクはハイになった。妻の顔が浮かんだ。「原稿にないことは、ひらめいても口にしないように」それを心がけた。