黄花コスモスのその後
「黄花コスモスの畑がどうなったか見に行こうよ」と家拝のあと、妻を乗せて「あけぼの山農業公園」に車を走らせた。畑は見事に刈られ整地されていた。脇の広場では幼稚園児が歓声を上げている。「子供たちをもっと近くで見たいわ」そんなことをつぶやいて、妻は子供たちが遊んでいる方へ。盛りを過ぎた黄花コスモスが残っている花壇があって何人かの奉仕者が順番に抜いている。抜かれた黄花コスモスは、軽トラの荷台に放り込まれる。そこに園児が群がっている。大事そうに、頂いた黄花コスモスを両手に抱えている。園児の中に妻が混じり、ボクを手招きする。まだ元気そうな黄花コスモスを見つくろい、数本引き抜くと、そばにいた保母さんが、ポリ袋をくださった。「なんとすてきな日に来たんだろう!」妻は、神様の御名を口にしながら、うれし泣きの一歩手前我が家の花瓶には黄花コスモスがいっぱいに盛られたのは言うまでもない。