人生は賭け、決断はキミがする
フランスの思想家、科学者ブレーズ・パスカルは彼の思想、断章をまとめた著書『パンセ』の中で「賭の必要性について」という項を著している。わかりやすく繙くとこうだ。神を信じる、信じないというのは「賭」だ。キミはどちらにキミ自身の人生を賭けるかね?賭だから誤ることもあるだろう。正しい方を選ぶことに越したことはないのだが。神が存在する方に賭けてそれに生きてみる。それが正しい道だったなら万々歳だろう?生まれてよかった、正しい道を選んだ、良い人生だったと回想できる。しかるに誤った場合は?いいや誤ったとしたって、たいした実害はない。それでも神に従って品行方正の生涯を送れたと満足できることはある。それに反して神はいない方に賭をして神がいない道を最後まで生きてみたまえ。それで誤った場合はどうなる?天国も地獄も意に反して実在していたとしたら?地獄に行かなければならないキミ自身を想像してみたまえ。