主はわが力~ダビデ
「サウルの子ヨナタンは立って、ホレシにいるダビデのもとに行き、神によって彼を力づけた。」サムエル記上23:16(口語訳聖書)サウルは王で、ヨナタンは王子だった。王は家臣ダビデの功績や人気を嫉妬し、ダビデを殺そうとしていた。王子はダビデを愛していた。王子はダビデをいつもかばった。しかし王の憎しみは募るばかりだった。「神様がキミといつもご一緒だと言うこと、知っているねダビデ。父をどうぞゆるして!ボクは、神様がキミをどんな時でも守って下さることを信じているよ。」ヨナタンは、こんなふうにダビデの心を神に向けて、彼を励ましたのではなかったか?------------------------------------------「その時、ダビデはひじょうに悩んだ。それは民がみなおのおのそのむすこ娘のために心を痛めたため、ダビデを石で撃とうと言ったからである。しかしダビデはその神、主によって自分を力づけた。」30:6場面は変わって、サウル王の追撃はいよいよ厳しくなった。「ダビデは国の敵じゃ、見つけ次第、報告せよ!」ついにダビデは敵の陣営に逃げ込んだ。ダビデの立場はいよいよ悪くなった。敵からは疑われ、味方の信用も失っていた。「しかしダビデはその神、主によって自分を力づけた。」そうだ、どんなに孤独でも、孤独ではない。だれにだって、絶体絶命の時がある。一生懸命やっているに、だれにも理解されない時がある。そんな時にも、ダビデは、神を彼の味方として信じることができた。