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2006年02月24日
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カテゴリ:つぶやき
子どもを守るってどういうことだろうと最近思うことがありました。

中3の次男がお友達とのいざこざで怪我をさせてしまったのですが
怪我だけならお見舞いするなり謝罪するなりで事は済んだのですが
その背景にある人間関係が
その事件をあらぬ方向へ行かせ、
事態は一転二転三転・・・五転くらいしてしまったのです。

この怪我をさせる事件に至るには1年生のときからの
怪我をした子と次男と一緒に居た3人の内の1人の子との関係にありました。

結局のところ家の次男とその元凶の子が怪我をさせているのですが
その元凶の子は事実を歪曲させるようにみんなに指示を出し
それも指示ではなくそうせざるおえないように持っていくと言うやり方をするらしく
ウソの上にウソを重ねると言うことになってしまったから
何が原因かが見えなくなり
怪我をした子の親も男の子だからお友達同士の諍いで怪我をすることはあるかもしれないが
何かが変だと言うことで問題なったようです。

それで当事者の親と子どもが集まり
先生方が時間をかけて子ども達から聞き出した事実を伝え
それを擦り合わせることになったのですが・・・

元凶の子の親が
先生が事実を最初から子ども達の言葉に忠実にお伝えしますので
質問や意見があったら話が終わってから言って下さいといっているのに
その子が殴ったというくだりで
うちの子は仲裁しようとして割って入っただけで殴ろうとしたわけではないを連呼し
子どもはこう言っていた、ああ言っていたとかばうかばう・・・
それで話が進まない状態になり
先生も何度も後でお願いしますといってもダメで
ついにその場に居た教頭先生が
黙って最後まで聞きなさい!と怒鳴る事態にまでなってしまいました。

原因はどうあれ、うちの子が殴った事で怪我をしたのは間違いないので
それは謝罪し、これが大人の世界であったら
怪我をさせたと言う事実だけが問題になり罪を問われるということを
言い聞かせましたが・・・
その親は真実を受け入れることを拒否し
その子が殴った事でも怪我をしていると言うことを認めようとしないのだけれど、
結局は現実を真正面から捉えることが出来ないことが
子どものそういう言動になったのだと私は思うし、
事態をややこしくしているんだと言うことも最後までわからなかったようです。

それとやり取りの中で、今回の事で次男とじっくり話した中で出てきた
怪我をした子と元凶の子との関係について
うちの子はあなたのお子さんに俺の僕・下僕と言われていたのをご存知ですか?
と言う関係なのですが
3年間子どもはそのことで悩んでいました。
でも、楽しいこともあるから、友達だからとかばっていたんですよ。
と言う言葉・・・
子どもから話を聞いていた私も担任の先生も思わず涙が出てしまいました。
そんな話が出ても結局どの程度に事を受け止めているのかな?
ということを感じました。
別れ際に体調が悪いのに、こんな時期なのに大変ですね。
みたいな他人事の言葉を私はかけられた気がします。 

次男の話だとその子の年の離れた兄はかなり名の通った悪らしく
警察沙汰も多々あったらしいので
その子にかける期待が大きいのはわかりますが・・・
こういう育て方で子どもを守っている、導いていると言えるのかな・・・
認めたくないことも事実はしっかりと受け止め
これからどうしていくか、どう生かしていくかを導くのが親なのにな・・・

怪我をした子の親はりっぱでした。
こういう事がこの15歳の時期に起きたことで
幸いにも怪我はたいしたことではないし
殴り合いを現実にした事の無い子が
どういうことをしたら怪我をしたりするかということを体験できたのは
これから頭にくる事があってもこのことを戒めにして
きっと役に立つだろう・・・と言ってくれたのです。
うちの子も嫌なことを嫌と言えないという問題点があるから
今後は自分の意思をはっきりと伝えられる子になって欲しいし
それぞれにこれからに生かせば良いと思うとも言ってくれました。

本当にありがたい言葉です。
また涙が出てしまいました。
でも、1点・・・気が晴れないままです。
その元凶の子、この場に来ていなかったんです。
喘息がおき始めていたから・・・って言うけれど・・・
先生もあきれ気味でした。

お互いこれからは受験に向かって頑張ろうネと言って別れたのですが・・・

子どもを守る・育てるって・・・





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Last updated  2006年02月25日 00時36分34秒
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