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オランダ ネーデルラントより

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2006年08月21日
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カテゴリ:カテゴリ未分類



日本の夏休みから帰ってきた・・・
あ~暑かった!
で、日本の家族もオランダに遊びにきたのでバタバタしてました。

祖母の入所している老人施設を訪ね
初ひ孫長男をお披露目する。
祖母は思った以上にいきいきしている。
温泉が近い上に(ほぼ毎週入っている)、
いろんな人と出会え、お友達もでき
社交的な世界がひろがったようだ。
人間は社会的動物ですね。
いっとき、子供の家にヨメさんに気兼ねしながら
子供夫婦の時間帯と食事にあわせなければいけないというのは
思った以上にストレスになったようだ。
しかも、会う人間は毎日子供夫婦二人だけである。

祖母の入所している老人施設は
軽い認知症にかかっていても
自分で自分のことができる人のみ入所。
学生向けのワンルームマンションのようで
もちろん、看護師による定期検診がある。
専門の介護師が二名常駐している。
緊急事態の場合、裏手にある提携している病院に
優先して診断・治療してもらえる。
ラウンジとカフェテリアがあり
夕食をみんなと一緒にしてもいいし
自分の部屋で食べてもいい。

オランダのCおばあさんも同様のところに最初住んでいた。
いつも同じ介護師だと、相性もあるから
ときどきローテーションでかわる。
今のひ孫のように若い介護師さんとは、相性がよく
長男をとてもかわいがってもらった。
予約すれば、家族が泊まれる部屋もある。

認知症でも、暴力をふるったり
徘徊がひどく、問題をおこすようであれば
別の老人施設に移される。

もちろんオランダの方が、ゆったりして大きいな~。

以前受講していたオランダ語コースで
オランダの老人施設のテーマになったとき
ばあさんが入所している老人施設の話をした。

モロッコ系の学生と、シリア?(アラブ系だと思う)の学生から
「家族から引き離されて、君のおばあさんはかわいそうだ」
「日本人は家族を大切にする、祖父母と一緒に暮らし
家族の絆の強いやさしい民族だときいていたのに違う」
とガンガンいわれた。

なんだけど、90歳代の祖母を
70歳代後半の子供達が面倒をみれるだろうか?
または、外国に住んでいる40歳代の孫達?
または、外国生まれの外国育ちの20歳代の大学生のひ孫達だろうか?
長寿がすすんで、100歳近い祖父母と一緒にくらすことは
現実的に不可能である。

大きな一軒家を維持するのも大変である。
祖父母の時代だと、医療技術が未熟で
寿命が短かったので40歳代、50歳代で
なくなる「おばあさん」、「おじいさん」も多かった。
嫁も14、16歳くらいで嫁し
姑舅の世話をするころは、まだ30歳くらいである。

地方の因習が残っている地域だと
「嫁は、ただでこき使える奴隷」といいきっている
ひどい年寄り達に会ったことがある。
恐ろしいことに、その地域では
「嫁はただの奴隷で、使い捨てにできる」という考えだったのだ。
また、末の娘は結婚もさせるつもりはなく、
老後、身の回りの世話をするために生んだと
という年寄りにも会ったことがる。
今の日本だったら、DVや児童虐待で犯罪であることが
平気で行われていたのである。

日本でのかつての同居や大家族制というのは、
こういう立場の弱い女性達の多大な犠牲によって
成り立っていたのではないかという推測を
クラスで発表ことがある。

なので、モロッコ系の学生達に、
一体誰が、祖父母の世話をしていたのか
(彼らは全くしたことがない)、
実際に世話をしたことのある人(だいたい嫁や若い娘である)に
年老いた舅姑の世話をするということはどいうことなのか
聞いてみてはどうかといったことがある。

相棒も筆者も、どうも長生き家系なようだし。
二人仲良くオランダの老人施設に入るのもいいけど
ひとりぼっちになったらどうなるだろうか?
日本に帰りたいと思うかもしれない。
相棒と筆者ぐらいの中年夫婦というのは
自分の老後と親の老後を考えながら
調べたり、生活していくんだけれど
なにせ、まだ長男は小さいし
しかも、待望の第2子目も誕生予定(!!)

オランダには、在蘭日本人のための老後の研究会があるそうだから
そのセミナーに出席しようと計画している。





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最終更新日  2006年08月21日 21時47分02秒


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