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オランダ ネーデルラントより

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2006年12月03日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
なんだか、バタバタしていて
子供が誕生する準備をしていて
スッカリご無沙汰なブログ。
リンクしている人のブログは
面白いからよく読んでいるけど
面白い映画や書籍があれば
ときどきアップしようと思っています。

映画「Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan」を相棒と観にいく。

あらすじは、Sacha Baron Cohen扮する主人公ボラートはカザフスタンのTVレポーターという設定。今回、そのボラートが“偉大な先進国”アメリカに赴き、発展途上の“祖国”のためにアメリカ人たちから良いところを学び取ろうと取材を始める。
と・・・これ以上書くと、公序良俗に反してしまいそうなので、
あとは映画館で見てくださいね。

感想はというと・・・
まず「・・・・・・・・」(←絶句)
抱腹絶倒(←映画館で、ゲラゲラ笑い転げる)
米国に住んでいたことのある人は、
かなりどぎついジョークが多く(多すぎるけど)、
けっこう、笑えます。
そうじゃないと、わかりにくいかも。

ちょっと品よく書くと・・
カザフスタンを非難しているのではなく、
Sacha Baron Cohenの意図は、
かなり巧妙・複雑な辛口米国批判がみてとれ、
彼はなかなか卓越した(体をはってですね!)エンターテイナーだと、感心。
下手すると、彼の映画人としての人生が終わってしまうんじゃないだろうか?
インタビューした人がホンモノなら、訴えられるんじゃないかな?
か、米国入国拒否とか・・・
Sacha Baron Cohenの勇気とチャレンジ精神は、多いに感銘・・・(としかいえないけど)
随所にユダヤ人迫害の話があるけど、
彼のラストネーム「Cohen」から彼はユダヤ系だということがわかる。
なので、彼自身が反ユダヤ主義でもなんでもなく、
「反ユダヤ主義」をおちょくっているのだと思う。
なんでも、母方がイスラエル系ユダヤ人なのだそうだ。
もしかすると、カザフスタン出身なのかもしれない(あくまで推測です)。
でも、イギリス人をはじめ、ヨーロッパ人には、
メチャバカ受けすることまちがいなし!
日本では、まだ公開されていないようだけれど、
映画館もかなり制限されるし(かなり過激なシーンが多いし)、
わかりづらいんじゃないかなと思う。
一方で、米国では非難轟々で、
上映拒否やデモが起こるんじゃないかと思いきや、
全米で初登場1位に踊り出て、
2637万ドル(約31億円)も稼ぎ出したという記事をみた。
上映2週目も同じような興行成績だったとか!

おおおぉぉぉぉお!
ヤッパリ、米国民は懐の深い(ユーモアのセンスがある?)
米国は、奥の深い国なんだ・・・!
この映画でおちょくられているのが日本だったら・・・・
上映拒否とか、非難轟々か・・・・
別の国だったら、国中あげて暴動がおきて
イギリス系商品不買運動なんてかわいいもんで、
イギリス系商店が破壊されるか・・・!
イギリス大使館に、火炎瓶が投げ込まれるとか
イギリス人に暴行が加えられて一斉退去か?

オランダにきてから旧ソビエト連邦出身の人に、
たくさん会ってきた。
彼らは、ホント「アメリカ大好き!アメリカ人になりたい!」んですね。
今は入国やトランズィットさえ難しいし
ましてやヴィザ取得や滞在許可
労働許可証なんてほぼ不可能。
ホントは米国に行きたかったけれど
できなかったので
オランダにきた人も多かった。
そのかわりに
ダイエットコークを飲み、
マクドナルドに行って、セッセとハンバーガーを食べることで
アメリカの疑似体験を楽しんでいるようだった。
米国は、彼らにとって自由と民主主義を体現し、
かつリッチな世界超大国
憧れの理想郷のようだった。

米国にいったことのある人ならご存知のように
貧富の格差がとても激しい。
成功する自由もあれば
ドン底に転げ落ちていく自由もある。
何億も稼いで、
セキュリティー付の豪邸に住み
ヨットや自家飛行機
クラッシクカーを何十台ももっている人間もいれば
(そういうスーパーリッチな人間は、米国市民権を放棄して
税金の低い国に逃げちゃうけど)
一方で、クルマもガス代もだせず
下水道も完備していない小屋にしか
住めない人達が大勢いる集落もある。
理想とマナー、建前もすばらしいけれど
一方で、その恩恵から取り残された人も大勢いる。
そういったことも、Sacha Baron Cohenのこの映画の意図なのか?
彼は、よく米国の成功と失敗、長所と短所、
建前と本音、健全な理想と精神的な不健康を
ホント、しっかり分析している。

自分だって、最初に米国に行ったときは
Boratみたいなもんだった(?)
笑える話で、そこまで下品ではなく
かつ役に立つエピソードですが・・・
「トイレはどこですか?」って
英語を知らなかった!
いろんなムズカシイぃ~単語を丸暗記をしたし
留学試験やTOEFLとか筆記試験はよかったのに
「トイレはどこですか?」というひどく重要なフレーズを
教えてくれないなんて、中高大の英語の先生の顔が思い浮かんで
ムショウにハラが立ってきた!
(ま、先生のせいではないんですが・・・)

「Where is the toilet?」
といって、この困難(?)をなんとか乗り切った?
「toilet」は便器そのものを指すから
あまりよい表現ではないと
アメリカ人の友人に教えてもらい
個人宅であれば
「Where is the bathroom?」と
「bathroom」を使うのが一般的だし
公共の場だと「rest room」などいろんな言い方がある。

「なんで、『トイレ』が『フロ』なんだろう?」
とそのときは、超々ド田舎からきたのでそう思った。
田舎だと、フロもトイレも母屋の離れにあるのがフツーなんですね!
今は、ワンルームマンションだとユニットバスが普通だし
欧米式の一軒家やマンションだと
バスルームとトイレが一体になっているスタイルもある。
日本語でも、どの国の言葉でもそうだけれど
こういった排泄物などは
なるべく婉曲的表現を多用する。

これも笑える話だけれど
米国に行って、最初に「イヤだな~」
と思ったのはトイレのドア。
膝下ぐらいのところからトイレのドアがきれている!
「なんで、こんな経済超大国のクセに短いドアを作って
木材を節約しているのだろうか・・・・???」
外から、自分の足が見られている
というのが、どうのもガマンができなくって
足をあげたとたんに
知らない人間がドアを開けて鉢合わせ!
も~~ビックリしたのなんのって!
モチロン、相手も心臓が止まりそうなくらい超ビックリしてたけど・・・
ホント、ビックリしただろうね!
トイレのドアをあけたら
ヘンなアジア人が足をあげて
トイレに入ってたとか・・・(恥!)
(想像しないでくださいね・・・)
アメリカ人の友人達にこの不便さと
おバカな失敗を話すと
ゲラゲラ笑いながら説明してくれた。
学校や大学、研究所施設など
公共のトイレは犯罪が発生しやすいから
内側からカギがかけられないようしていて
足がみえれば使用中という意味ですね。

誰かがいるのに、足がみえないと
暴力事件がおこっていたり
麻薬取引や麻薬吸引をしていることが多いので
警備員をよんで頻繁にチェックするのだそうだ。

この短いドアはオランダ人の友人も
おんなじことを感じたそうだ。
あ~~よかった!
自分だけじゃなかった!
(妙に安心してしまった)

ここまでかくと
自分だって、結構「Borat」している・・・(恥!)

こういう誰もが知っている「常識」というのは
文字にも、コトバにも、本にもでてこないことが多い。
でも、別の国やちょっと時代がたつと
すっかり忘れ去られてしまうことが多い。

オヤジも最初、米国にいったとき
通訳の人が洋式トイレの使い方と
バスルーム、シャワールームの使い方を
丁寧に説明してくれたそうだ。
「今そんなバカな!」と思うかもしれないけど
当時(60年代かな?)、洋式トイレの使い方を知らなくって
洋式トイレの便座にまたがって転んで、
骨折した日本人がけっこういたそうだ・・・・
21世紀の日本からみると
信じられないと思うけど。

2度見たいと思わないけど・・・・
(あまりにも下品なジョークが多くて・・・)
見る価値多いにアリです。





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最終更新日  2006年12月03日 19時57分26秒


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