青森旅行記その5
奥入瀬渓流はふもとはまだ、ちらほらの黄葉だったが、観光バスもたくさんきている。今回の運転手さんは青森の地元の人らしい、とりあえず一番眺めの良いところまでいってもらって、1時間歩くことにする。渓流に沿って、黄葉を眺める空を見上げると黄色い葉がきらきらと美しい。苔の生えた石が流れの中でポイントを作っている。清流というか、どこを見ても絵になるのが奥入瀬だ。緩やかな流れもよし、岩を噛む急流も美しい。緑と黄色の中をぶらぶらと歩くと、ささいなことはすべて忘れられそうな気がする。1時間あるいて約束の場所でタクシーが待っている。予定では十和田湖の遊覧はちょっと厳しいかもしれなかったが、船の時間があえば、遊覧できるからしてみればと言われ十和田湖に向かう。ラッキーなことに、出航まえの便があり遊覧船に乗り込む。船の上からみる山並みは、黄葉、紅葉、緑がまじってなんともいえず美しい。大奥のお局様がきたうちかけというのはこのようなものだろうかと思った。運転手さんが、地元のみそが入ったおにぎりを差し入れてくれていたので、それを食べた。味噌の中にごぼうやニンジンが入っていた。十和田湖の子ノ口までいきそこに向かえにきてくれたタクシーで、三沢空港まで向かう、途中の山の中はすっかり黄色に色づいて、黄葉を満喫できた。いろいろ納得できた旅行だった。もう一度きてもいいと思った。