沖縄旅行記その1
土曜日10時半に関空を出発する。3人組なので、窓際じゃなくて真ん中のシートということなので、ちょっとした本を買っていく。2時間そこそこなので、ちょうど読み終わったころに沖縄に到着する。那覇空港の出口で私たちが予約したタクシーがまっているということなので、出口にいくと私の名前を書いた紙をもって中年の女性が待っていた。女性の運転手さんだったのでまずびっくりする。とりあえず首里城にいってみましょうということで、出発する。道路で気がつくことは、大型車がほとんどない。自転車がほとんど走ってない(走ってるのは本土の人らしかった)ダンプなどもあんまりないし、走っていても非常におとなしい。首里城は今まで、琉球には3つの国があったのを平定した尚家というのが作った城で、沖縄の空襲で焼けたのが復元されたもので、すべてが真っ赤な色で、中国の建物を連想させる。彩色も中国的といえる。中国とも貿易があって、一応朝貢していたのだから影響は受けていたのだろうと思うが、ちょうど右手には島津藩を迎える場所があってそこは和風ということになっているのが、武力をもたずに外交でしのいでいた国の知恵だろうかと思う。しかも、土曜日から首里城祭というのをやっていて、歴史装束のパレードなどを国際通りでやっていて、こちらでも琉球舞踊やそれぞれの土地の舞踊を次々とやってくれる。運転手さんが、1時過ぎから舞踊をやるっていうので、首里城の内部や、中国の册封使(琉球王が変わった時にそれを王として認可するための使)が国王を任命する儀式の様子などをあらわした絵などをみて、会場にいってみる。四つ竹という踊り、良く人形で、赤い笠をかぶって、黄色い紅型のうちかけのようなものをきた女性があるが、まさにその踊り。能のような所作だと思う。あとは男踊りで、漁師が踊るすこし武術の型もはいったような踊りをみた。お昼をだいぶすぎたので、お勧めといわれるレストランで、定食なのだが、ひととおりの沖縄料理が入ったものを食べてみる。沖縄そば、じゅーしー(沖縄の炊き込みご飯)ミミガー(豚の耳の酢の物みたいな感じ。最初くらげだと思った)ジーマミー豆腐(ラッカセイの豆腐)あまくてねばりがある。あとぜんざいのようなもの。モズク(太くてたべごたえあり)これで、900円は納得だった。