私のカニ旅行記その2
そのあと、マリンワールドに行く。昔日和山遊園といっていたところが、模様替えしたらしい。遊園地ではなあと思っていたが、水族館というのでいってみることにした。今日は天候不順でイルカのショーとかできないので、入場券が半額で売っていた。イルカのショーはだいたいどこでもやっているから、見られなくてもそう残念ではないし。面白かったのは、「ボロオコゼ」と言う名のオコゼがいたこと。ピンクのきれいなオコゼだったが、ちょっとかわいそうな命名かと思った。「おじさん」というなのどじょうのような魚もいたが誰が名前をつけたのだろう。一番の目玉はセイウチだ。近くでみるとものすごい大きい。かばぐらいはあるかと思う。それが水中でものすごいスピードで泳ぐ、シャッターを切ったがあまりに早くて捉える事ができない。前足というかひれで、海底をけって方向転換している。あまりしげしげと顔をみたことはなかったが、ガラス越しにまじかで見る顔は、プレデターのモデルではないかと思える。運転手さんのお勧めで、玄武洞から切り出した玄武岩で川岸やら橋をかけているという城崎の町並みを見学する。結構人がいて、石造りの橋がそれぞれの趣向でかかっているのは風情がある。川岸には柳が植えられている。写真を撮りたかったが、雪が積もっていて止めることができないので我慢する。ここでも商店の人は必死に雪かきをしていた。それからいよいよ宿に向かうが、だんだんと山道に入り、車はほとんどなく積雪はひどくなっていく。ときどき高い木から、ばさばさと雪が落ちてくるのに驚かされる。鹿が突然飛んで出てくることがあるので要注意ということだった。しかし、こんなところに宿屋があるのかという山の中を超えて、下りに入ると、日本海と集落が見えてきた。