今日は来週の準備と文楽夏休み公演その3 悲しみを乗り越えて
今日は明け方に何度か雷が鳴った。二代目コロは雷が鳴ると怖がって騒ぐので、いつも私が側について抱きしめていたが、3代目は平然としていた。今日は予定がないので、掃除を丁寧にする。フルコースお掃除を完了する。8月は私の家が町内会の月当番にあたるので、市の広報紙を配ってあるくことになる。コロも暑いのか睡眠時間が長い。ピアノと歌の練習をすませる。月曜から土曜日までの準備をしておく。月曜日の声楽の楽譜の準備をする。水曜日のピアノの楽譜の準備もする。金曜日は老人会の会計関係の支払いがあるのでその準備。ボランティアのバンダナのロゴを作る準備などをしておく。文楽の続き九郎助住家の段(くろすけすみかのだん)九郎助の家には葵御前が匿われているが、懸賞金目当てに甥の仁惣太(にそうた)が様子をさぐりにくるのを九郎助の女房は追い返す。漁に出ていた九郎助と太郎吉が戻ってきた。大きな獲物がかかったと取りだしたものは、白絹をつかんだ女の片腕。源氏の白旗をみて、人々は小まんの身を案じる。 そこに、実盛と瀬尾が詮議にやってくる。仁惣太が密告したのだった。葵御前は身重の身なので待ってほしいというが、聞き入れられず。とっさに産気づいたのでと時間稼ぎをする。仕方なく、これが生まれたと先ほどの腕を褓にくるんでさし出す。重盛からは、生まれた子が女なら助けよと言われている。男か女かの検分は実盛の役。女と見せかけて助けようと思案しながら赤子を包んだ錦を開くと、中には最前の腕。なんだこれはと騒ぐ瀬尾に実盛が故事(人間以外のものを生むことがあるという)を引いて言いくるめるので、瀬尾は清盛に報告すると言い捨てて去っていく。実盛に礼を述べる葵御前に、実盛は、自分がもとは源氏方であったことを明かし、白旗が平家の手に渡らぬよう小まんの腕を切り落としたと語る。 猟師たちが小まんの死骸を運び込む。九郎助は太郎吉に、小まんが実は捨て子であり、平家方の何者かの娘だという書き付けと守り刀を身につけていたことを語る。 やがて、葵御前は男の子(後の木曽義仲)を産む。九郎助の願いを聞き、実盛は太郎吉を若君の家来にと推挙するが、葵御前は、平家の血を引くものゆえ、一つ手柄を立ててからと答える。 そこに瀬尾が立ち塞がり(帰ると見せかけて隠れていた)小まんの遺体を足蹴にしながら座敷に上がってくる。怒った太郎吉が瀬尾を刺すと、瀬尾は自分こそ小まんの父親であると告白し、孫のために命を捨てるのだと我が首をかき切る。 葵御前は太郎吉の手柄を賞でて若君の家来とし、侍となった太郎吉は、母の敵と実盛に迫る。実盛は、太郎吉が成人の後、改めて討たれようと約束し、再会するとき顔がわかるよう、白髪になっていても鬢髭を墨で染めて出陣することを約束し、この家をあとにする。おしまい木曽義仲の誕生のエピソードと実盛が髪を染めて出陣したという平家物語の伏線が語られる。