酢豆腐(レシピではありません)
私は実は高校の時に落語研究会に入ろうかと思ったぐらいなので、多少は落語を知っている(ほんとに少し)しかし、皆さんもご承知の通り、コーラス部に入部した。酢豆腐と言う落語の演目がある。その中で、なんでも知ったかぶりをする若旦那が、ご近所の人にこれがなんだかわからないと、わざと腐った豆腐を食べさせられて、「酢豆腐」というものでしょうと答える。そこでもう一口いかがと言われて「酢豆腐は一口に限る」とオチをつけるという話なのだが。そこから、なんでも知ったかぶりをする人のことを「酢豆腐」という。最近、その「酢豆腐」みたいな人に出会ったのでついこの話を思い出してしまった。私はもう5回ぐらい年末に「第九」に参加しているが、今年は練習会場が耐震補強工事のため使用できず、上演することができなかった。100人以上の人間を集めて、しかもピアノも使えてと言う会場が確保できなかったためだ。で、ある人に「毎年第九を歌っていたけれど、今年はお休みになりました。その代わりオペラこうもりに合唱で参加しました。」ということを話した。以前にも私が声楽を習っているといったら「私の友達も習っている。」と言う感じが、何か張り合っているという気はしたのだが、今回も「私の友達も第九を歌っている。イタリア語で歌ったと言っていた。」との返事だった。(いや~第九はドイツ語でしょう。ドイツの歌を日本人がわざわざイタリア語で歌うと言う意味がわからない)「へえ~すごいね。普通はドイツ語で歌うと思うけどわざわざイタリア語で歌う合唱団があるのね。」と私。「第九じゃなくてオペラだったかな・・・」あとはもごもご。