確かに寝相は良くないですが何かとスクルージさんの残したもの
良く寝ているけれど、このままソファーからずりおちるのではないかと心配だ。今日は曇りがち、公園での散歩は短くて、いつもの大回りコースを歩いていたら、高齢の男女がおそらく耳が遠いのだろう相当大きな声で話をしていた。女性は自転車に山盛りの買い物をしていて、朝7時にこれだけのものを買えるのは、おそらく24時間営業のスーパーに行ってきたのかなと思われた。コロはその大声に圧倒されたのか、普段とは違うコースに方向転換した。午前中に洗濯と掃除を終わらせて、昼からは音楽関係の練習に入る。フランス語の歌を覚えるのが一番の課題で、今半分ぐらいはなんとか歌えるというレベル。2時間弱の練習をして次に色鉛筆画の宿題を完成させる。余った時間は昼寝に使った。外を歩けば最近は外猫に良く出会う、飼い主があって外に出しているのか、飼い主がないのかはわからない。あるお家の庭から猫の鳴き声がした。ここは今のところ10年ぐらい空き家になっている。100坪ぐらいはあると思う。実はこのお家はある夫婦の方が住んでいた、資産家で有名で、旦那さんの方は色々言われていたが、簡単に言えば、「クリスマスキャロル」のスクルージさんのような人らしかった。会えば頭を下げるぐらいの付き合いだったが、その人の向かいのお家が引っ越して更地になった時、うちの家族が先代のコロを散歩させているとスクルージさんがやってきて「この土地は、自分が買い取る予定なので犬を散歩させるな。」と言ってきたらしい。その後その土地は全く関係のない人が購入して家を建てたので、あの人は口から出まかせを言ったのだなと知った。奥さんが先になくなった。それから、何年もたってその人が病気で入院したと聞いて、その後ばったりと消息が絶えた。その人はすでに亡くなっているのだが、子どもたちが相続でもめて資産を動かせないでいるという話も聞いた。庭や生垣の手入れは、業者が来ているのでどなたかが費用を出しているのだとは思うが、せめて行き場のない猫ちゃんの宿ぐらいこの状態で、続けさせてあげられればいいなと心の中で思っている。