カテゴリ:何かいいたい
昨日変な間違い電話があって、私はなりすましかと非常に心配した。 これには本当に苦い思い出がある。 30年ぐらい前、あるデパートの外商部(普段我が家が利用していた)から電話がかかってきて(たまたま用事があって私は仕事を休んで家にいた)「ゴルフセットをお買い上げいただきましてありがとうございます。」と言われた。(金額が大きく、私は滅多に外商で買い物しないので確認のためかけてきたものと思われた)
私はその日は家の外にはでていないし、そのようなものを買った覚えはないと回答した。夕方には外商の人が家にきて、女の人が私の住所と名前を名乗って(ただしサインした名前の漢字が一部間違い)25万円のゴルフセットを買っていったのだという説明をしてくれた。当時の25万と言えば相当な大金だ。 外商扱いで現金を使わず買い物すると(当時は外商カードはなかった)外商の担当者の所まで行って買いものを受け取るか、自宅送りでないと品物は受け取れないはずだが、私の名前を名乗った女性は、売り場で強引に品物を受け取ってお金を払わず帰っていたらしい。 結局、にせものがゴルフセットを詐取したということになったが、私の住所と名前を知る可能性があって、実際に応対した担当者からはほぼ私と同年代の人間らしいという情報も得た。しかもその百貨店の外商のことも知っている人間・・・そして平日働いていない人。 私たち一家も非常に気持ちが悪いので、そのような条件を満たすような人ということで、考えに考えた。3日以上考えて、うちの職場のある同僚の奥さんではないかと言う結論に達した(奥さんには全く面識はない。ただ、うちからある御祝返しの品を外商を通じて同僚に送ったことがある) そこで人を疑って申し訳ないが、外商の人にこのような人に心当たりはないかと問い合わせてみたら、その奥さんというか同僚も私の家と同じ外商の同じ担当者を使っていることが判明した。 外商の担当者がその奥さんに問い合わせると「私はまったく身に覚えがないが、そのようなこと(品物をだましとるような事)をする可能性がある人を知っている。」と言ったそうだ。普通、自分に身に覚えがなかったら、なんで疑われるのかということが気になるだろう。おまけにその場でそのような「可能性のある人」を思いつくなんてありえない。 その後奥さんが「可能性のある人」と交渉してゴルフセットを外商に返しに来た。その人に会いたいと外商の人は言ったらしいが、「本人も反省しているし品物を返したのだから許してやってほしい。」と結局「可能性のある人」の名前もわからずじまいだった。(品物を返したからなかったことにしてくれという理屈なのだろうが、犯罪は犯罪だと思う) こちらに請求がくる前で実損はなかったが、ばれなければ結局詐取するつもりだったのだろう。 私の家では結局奥さん自身が犯人だったと思っている。私と奥さんとは直接の接点がないので、ばれることはないと思っていたのだろうが、私たち一家の推理力のほうが彼女の悪知恵を上回ったのだ。 会社の同僚の家族がどういう人物かなんて考えたこともない のが盲点だった。外商とその同僚夫婦とは何度かやりとりがあったらしかった。感じとしては同僚はまったく知らないことで、奥さんの方が勝手にそういう事をしたようではあったが、夫婦でも話をするだろうし、最終的に真相はわかったのではないだろうか。同僚と言う人も私にあやまると奥さんの罪を認めたことになるからか、謝ってはもらっていない。その後は一切その人とは同席しないと決めた。 このようなことをする人もいるので用心に越したことはないとずっと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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