亀田興毅 世界タイトルマッチ観戦記
昨日、亀田興毅 VS.ファンランダエタの世界王座決定戦を横浜アリーナへ観戦に行ってきました。判定の際、ジャッジ「114-113」亀田とコールされた瞬間、会場全体から「えー!?」。これが全てを物語っています。MSNの掲示板でもわかるとおり、判定はとうてい納得のできるものではありませんでした。初回にダウンを奪われ、その後ボディで活路を開こうとするものの後半はダウン寸前。試合全体を通してペースは完全にランダエタ。手数も有効打も圧倒的にランダエタでした。サウスポー同士なのに左ガードが下がる、ガードに100パーセントたよるためガードの隙をついたパンチに全く対応できない。ペースを取り戻す方法を見つけられない。などなど、多くの問題点が亀田にはでてきました。これも全ては下り坂の選手ばかり相手にしてきたツケです。やはり、本当の意味でのキャリアをつまないと実力はつかないのです。試合後、親子で泣いて抱き合った姿に批判を浴びせるつもりはありませんが、ボクシングの試合としては完敗。不当な判定だったことは間違いありません。せめて、試合後のインタビューでは謙虚にしてほしかったです。ビッグマウスもパフォーマンスとしてはアリだとしても、実力が伴っていないのでは・・。これでは世界中から突っ込みきますよ。試合後・・インタビュアー「亀田選手、世界をとった感想を」亀田「どんなもんじゃー!」世界中の人々「そんなもんかい!」と。東京FMでは「亀田の世界獲得を喜べますか?」とアンケートしています。70数パーセントの人が喜べませんと答えています。また試合後の元チャンピオンたちもほとんど判定には不満の感想。でも、新聞ではほとんど取り上げられていません。(普段なら取り上げられるのに)亀田にとっても今回の判定は不幸だったのではないでしょうか?あまりに不当な判定はボクシング界のためにもなりません。今後、このダーティーなイメージをなくすためにも、日本ボクシング界にはがんばってもらいたいです。次の世界戦はWBAミニマム級チャンピオン新井田 豊に元世界チャンピオン高山が挑戦する試合。クリーンなファイトが見たいですね。