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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:お酒と、おいしいもの
エステの後、近所の、義母の昔の家の周辺を歩き、遊びに行ったときに何度かデリバリーを頼んだことのある、近所の中華レストランでランチを食べました。
小さなストリップ・モールの中にあるのですが、周りの店は変わっていました。 この店、Jade Rabbit はまったく変わらず、店内のテーブルクロスさえ同じものなんじゃないかというほど変わっていなかったです。グリーンのテーブルクロスはあれから、3千回くらい洗ったような色になっていました。 この地区は(今は変わってきているかもしれませんが)白人のシニア世代が多く、このJade Rabbit も、北米風の中華レストランです。義母は中華料理といえばこの店のみで、ほかの店に連れて行こうとしても却下されました。この店が好きだったというわけではなく、たぶん、新しい店を試すのが怖かっただけだと思いますが。 今日、オーダーしたのはワンタンメンです。 ワンタンスープは遠い過去にいつもオーダーしていたけれど、ワンタン・ヌードルは一度も食べたことがありませんでした。 麺はおいしくなかったですが、ワンタンとスープは懐かしい味がしました。 味だけ言うと満足できるようなレベルではないのですが、センチメンタル・バリューがあります。だから、おいしくなかったけど行ってよかった。 義母の家の周辺はまったく変わっていず、あれから12年たっているのに、つい昨日までここに通っていたような錯覚を覚えました。 家の裏の通りから、表の通りから、何枚も写真を撮りました。 近所、数ブロックを歩き回って、義母とその友達らが毎日集まっていたベーカリーにも行きました。オーナーは12年前に変わったということで、義母が矍鑠と歩き回っていた頃のオーナーではないということです。 食パンをお土産に買いました。ダーリンはこの店の食パンが好きで、初めて日本に連れて行ったときにはここのパンを持参するほどでした。 いろいろ思い出して泣きそうになっていたのですが、たぶん義母のことだけではなく、他のいろんな思い出もあるからなのでしょう。 義母とはたった6年間のお付き合いでした。 期間が短かったから今でも悲しいけれど、もし義母がもう少し若くて健康だったのなら憎み合うような仲になっていたかもしれません。本当に相性がよかったのか、単に時間がなさ過ぎたのかは今もってわかりません。 憎み合うことになったにしてももっと生きて欲しかったのか、美しい思い出のまま義母の死を悲しんでいるほうがいいのか、どちらがいいのかもわかりません。 姑の死がこんなに長い時を経てもこんなに悲しいなら、自分の実の親が逝ってしまったら私はどうなってしまうのだろうと不安にもなります。 たくさん撮った写真をダーリンに見せたら、「ふーん、Cool!」って。 いったい誰の親なんでしょうね? 実の子でない私がおセンチになっているのに。男って、そんなものですか?
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最終更新日
2012.01.06 01:57:46
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